いざ中心街へ!
浮遊ロッドの話にひと段落ついた頃にレン君とラナが目覚め、二人と一緒にジュースとクッキーを頂いた。小さな手でクッキーを掴むレン君が可愛すぎて、写メを撮りたかった・・・父さんのカメラを持ってこればよかった。
心ゆくまでおもてなしを受け、今僕は大型の馬車?に揺られている。
浮遊ロッドを使おうと思ったんだけど、ロックスウェル親子に全力で止められて、ロックスウェル家が所有している魔導馬車で中心街のエルフママの店まで行く事になったのだった。
「ふわぁぁぁ、しゅごいふかふかでしゅ」
まぁデカいし、広いし、豪勢だし…これを所有してるという事でロックスウェル家の裕福さが伺える。しかもすぐにcloseの看板出してたし…それでもやっていける商売って事は信用もあるって事だよね
・・・若干、スキンヘッドが違和感を醸し出してるけども
レン君は椅子のフカフカ素材が気になるのかさっきから手触りと椅子の仕組みを調べてるし、ラナはお姉さんの膝の上にのって窓から外を眺めてキャッキャと喜んでいる。
スキンヘッドの親父さんにそっと手を広げられたけど、全力でお断りした。
さみしそうな顔をされたが・・・中身35歳なんです。無理なんです
「ナナ見てみろ、あれが中心街の入り口だ」
マーチンjrの背中から見えてた万里の長城みたいな城壁が目の前に迫ってくる
「これはしゅごいでしゅね・・・」
「中心街は鉄壁の要塞だからなぁ、確かリクト様も結界の設営には一役かってたはずだぞ」
「そうなんでしゅか」
・・・父が関わったというだけで恐ろしいギミックが仕組まれてるに違いないと僕は確信したのだった
ついったーやってます
@poko_taneda




