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実は電オタだったんです

「あのね…私にリリアっていう幼馴染がいるんだけど、リリアは足の骨が先天性の形成不全で…歩けないんだ・・・」


おぉう・・・ちょっと重い話か?


「・・・本人はあまり気にしてなくて、魔導椅子で普段は生活してるんだけど魔導椅子だとどうしても行ける場所が限られてしまうの・・・」

「魔導椅子?」

「えぇ・・・母が開発した物で、うちが全面的にメンテナンスから全て請け負ってるの」


ほほぅそれはどういった物なんだろう?


「椅子が動く?」

「えぇ、椅子の足に車輪がついてて、それを魔力で動かすのよ」


車椅子みたいな物かな?


「じゃあ段差とかは・・・」

「人の手がないと無理ね・・・女性らしく見た目を可愛くしたりしてるんだけど・・・車輪で移動させてる限りどうしても行動に制限が出てしまうの」


だから浮遊ロッドなのか・・・


「私も何度も浮遊アイテムを使って商品開発したんだけど・・・どうしても1分以上浮遊状態を保てないの・・・だからナナ君の浮遊ロッドを見た時にまさかと思ったわ」

「あーははっ」

「リクト様が開発したって聞いて納得したけどね」


うん、絶対僕が改造したとか言っちゃダメなやつだ

・・・でもこの浮遊状態を保つのって普通の魔法陣じゃ無理なんだよね〜

実はこの世界の浮遊魔法の原理というのは風魔法の応用であって、実は常に風を下に向けて噴出させる事で浮く仕組みなんだけど、これってその風が他に影響しないような魔法が組み込んであったり、風の調整が組んであったり非常に魔法陣として重いのだ。だから魔石の魔力をすごい消費するし、そもそもの浮遊魔法の出力が弱くなってしまう。


実は僕の浮遊ロッドの下部には電磁力の魔法陣があり、それを使って浮遊させてる状態なのだ。

今自分がいる場所が地球でいうN極の位置に該当するという事が父さんのノートに書いてあったのでそれを利用している。地球と違いN極に存在する物質はN極の性質を帯びているので、斥力を使って反発させればいいのだ。

地中層に安定したN極の磁界を持つ物質の層があったので、それに反応させるよう魔法陣を組んだらその物質が地上30cmほどまで磁界を広げており、それが浮遊の限界値になっている。

・・・とまぁ前世の知識が無ければ作れない代物なのである。前世でも電車オタクじゃなければリニアモーターカーの事など詳しくないので、特殊案件ではある。


まぁ・・・父さんも転移者だし、家に帰って新しく作る事は可能だけど…さてどうしたものか

ついったーやってます

@poko_taneda

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