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チュートリアルは順番に

特に指先に何かを感じる事もなく…ただの人差し指だが…

えーっとこれは自分にはわからないけど、指先に魔力が集まってたりするのかな?


ー否定。タダノ指先デスー


ですよねー!知ってた!

でも一つ言わせて貰うと、生まれて初めて今!魔法の存在知ったしね?

魔力とか言われても「それってうめぇんか?」状態だからね?


ー魔力ニ味ハアリマセンー


例えですけどね!!

何だかNO157をする以前の問題で、多分初歩的なとこで躓いてる感じすごくしますよ!!

やってもないのに躓いた感があってすごく嫌な気分ですけどね!!


ーデハ先ニチュートリアルNO83【魔力ノ調整】ヲ開始シマスー


それは水瓶の底じゃなくて外で出来たんじゃないかな〜


ー肯定。デスガ水瓶ノ底ニハ、リクト様ノ残存魔力ガアルノデヨリ調整シヤスイ環境デスー


へぇ、お父さんの魔力が残ってるんだ…

という事はもちろんこの水瓶を作ったのもお父さん?


ー肯定。コノ家ノシステムハ私ヲ含メスベテ、リクト様ガ構築サレタモノデスー


どんどん深まる父親の謎…天才かよっ!


「んじゃ…どんどんタイムリミットが迫ってるし、やるか」


ー肯定。マズ魔法陣ニ触レテクダサイー


「…こうか?」


万が一魔法陣を消しても嫌なんで、端の部分にそっと触れてみる


「……」


触れた瞬間にぱぁぁぁっと光が溢れるとか期待したんだけど…

うん、ファンタジーすぎる思考は捨てた方が今後精神的ダメージが少なくてすむね


「……で?」


ー細ク息ヲ吐キ続ケマスー


まさかの呼吸法?

とりあえず言われた通りにフゥゥゥっと息を吐き出す


…こんな感じ?


ー肯定。続ケテクダサイー


フゥゥゥ…続ける?


フゥゥゥ…いつまで?


フゥゥゥ…フゥ…フゥ…フ


「ぷはぁぁぁぁぁぁぁ!!!はぁっはぁっ…」


危ない…一瞬意識飛んでったよ


ー失敗デス。モウ少シ長ク吐キ続ケテ下サイー


いや…無理…これ以上酸素無くなったら死ぬから


ーソウデスカ。今ナナ様ノ魔力ハ種火ノ状態デス。身体カラ酸素ヲ吐キ出シ、魔法陣に残る残存魔力ヲ吸収スル事デ種火ノ火力ヲ増幅シナクテイケマセンー


それは…つまり…吹子的な?

種火って事は思いっきり吹いたら消し飛んじゃう感じなんだろうから…


さっきよりも…もっと細く長く……


「………」


目をつぶり、音にもならない息の道をつないでいく…

体感にして1分を超えたあたりから身体の色々な部分で小爆発のような痛みが走る


…ただ痛みで声を出してしまうと息が途切れてしまう。


何となくこれを超えた先に何かがありそうなので…食いしばった歯の隙間から息を吐き続ける。

小爆発の後には熱だけが残っているのがわかる


…お腹がじんわり暖かくなって感覚

これが魔力なのかはわからないが…まぁそうなんだろう…



ただ…熱いのがお腹だけじゃない

鎖骨、膝裏…鼠蹊部……さらにワキ



……ワキが熱いって何なの?

GWという事でちょっと長いです

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