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街へ向かおう!

ガメ○な件は、旅先での事なので今回は家に帰ってから対応するという事になった。

今は街での行動の方が重要なのだ。それからの旅は特に敵に遭遇することもなく、咆哮もきちんと封印して街が小さく目視出来るところまでくる事が出来た。

グラートニアタートルが突然街に現れたらパニックになるのは間違いないので、マーチンjrには森で待機という名の自由時間だ、もちろん咆哮は使わないと約束させる。


「マーチンjr、この辺で下ろしてくだしゃい」

『わかった』


おろしてもらったはいいけど、街までの距離はまだまだある。ここで登場するのが肩がけのバッグからぬっと浮遊ロッドのついた板を取り出す。

何とこのおもちゃ、レン君の魔改造を受け僕の魔石を使えるようになったのだ。僕の魔石もロッドの中に収納されるので外部から見えないので大丈夫だろうという判断の元使用される事になったのだった。


さすがに5歳児なので、ラナを背負って街での行動はちょっと異常に見えるという竜騎士3人組の助言の元、この魔導具の改造になったのだが、空中浮遊は30cmほど、移動速度は人が歩くスピードというのが通常モードである。


・・・さっきのグラートニアタートルの魔導具の後だと、何かこれにも変な物が仕込まれてそうな気がしないでもないが、そんな物が発動される事がないよう祈るばかりだ。


「マーチンjr〜、帰りは通信で呼ぶでしゅね」

『了解した。場所はここでいいな?』

「いいでしゅ。じゃあいってきましゅ!」

『気をつけてな!』

「はーい!」


赤いボタンを押すと静かに浮遊ロッドが起動し、板が浮かぶ。

こうして乗ってみると良くわかる、クズ魔石とは雲泥の差の魔力の安定性だ。

クズ魔石は前世でいうバイクでずっとエンジンをふかしている感じがするのに対し、僕の魔石は電動バイクのような静かさなのだ。


ラナはいつのまにか背中で寝てしまっている・・・快適な証拠だろう。


『これは便利でしゅね〜快適でしゅ』


僕の頭の上でレン君が気持ちよさそうに呟く。


「ね、ちょっとしたお出かけならこのロッドすごい便利でしゅよね」

『まぁ、あの森の中でちょっとしたおでかけって何かわかんないでしゅけどね・・・』


それなっ!!と言いたくなるが沈黙を返すのだった。

ついったーやってます

@poko_taneda

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