特撮仕様はやばい
『ふむ・・・なかなかの威力だな・・・』
・・・なかなか?
レーザービームみたいな咆哮しといてなかなか!?
『もう少し咆哮の照準をピンポイントにしたいでしゅね』
ん?んん?
『そうだな・・・これでは空でしか使えん』
いやいやいやいや・・・空でもダメだと思うよ!
『帰ったら要調整でしゅね』
「・・・すとぉーっぷ」
二人がどんどん会話を進めていくのでいったん止めさせて頂く。
『ナナ様どうしましゅた?』
「レン君?」
『?』
僕の背中にゴゴゴと何かを背負ってるかもしれない・・・いや背負ってるのはラナだけど・・・
僕の雰囲気に何かを察知したのかレン君がラナと僕の間に戻ろうとするので首根っこを掴んで僕の前に座らす。
うん、目が泳いでるよ・・・
「レン君・・・僕に報告する事ないでしゅか?」
『・・・あるような・・・ないような』
「ありましゅよね」
『えっと・・・ちょっとロッドの魔法陣に細工を・・・』
「ちょっと?」
『火が吹きたいと言われたんで・・・かっこよく光の波動にしてみましゅた!!!!』
あほかーーーー!!!!!
「僕に自重しろって言ったのはこの口かーーー!!!!」
レン君の口の端をびろーーーんと伸ばす。
『だってご神木素材がもったいなかったんでしゅよぉぉぉぉぉ!!!』
諦めてなかったのかーーーいっ!!!
「そんな隠しアイテムみたいな機能はいらーーーん!!!」
人には魔石で散々怒ってたのにこれはやっちゃダメでしょうが!!
『ぴゃーーーっ!!!』
そして・・・一切会話に入ってこないマーチンjr・・・・
「マーチンjr・・・今後この攻撃に関してはちょっと要相談なんで・・・使わないように・・・わかった?」
『・・・かっこよなんだが』
「・・・あん?」
『・・・い、いや、わかった。わかりました』
・・・この魔導具、もう外れないし・・・どうすればいいんだろう?
うちの亀がガ○ラになっちゃったよぉぉぉぉ
ついったーやってます
@poko_taneda




