魔導具を作ろう!その8
「て、手がぁぁぁぁ・・・め、め、目がぁぁぁぁぁぁ」
某空中城の話の悪役みたいに叫んでるのは僕です・・・こんにちわ
だって叫びたくなるよ・・・緻密な魔法陣を見て描くだけで、もう疲労困憊よ・・・
『・・・?』
・・・レン君はどうして僕がこんなに疲労困憊なのかちょっとわかんない顔してる。
そうだよね・・・レン君にはこの疲労困憊は理解出来まい・・・だってレン君にとっては5cmの紙って顔サイズだからね!!
インク一滴でも落ちたらアウトな状況でつけペンはツライ。
魔法陣を描き始めて自分的に1時間ぐらいだけど、もう視界がブレてきてる
「れ、レン君ちょっと・・・休憩していいでしゅか?」
『いいでしゅよ・・・大丈夫でしゅか?』
「いや・・・思った以上に小さい魔法陣って描くのしんどいでしゅね・・・」
『え!?』
つい出てしまった本音にレン君がびっくりした顔してる
・・・っていうかここ驚くところ?見て見て?5歳児である僕の手の平しかないんだよ?この紙・・・
『・・・わざとやってるわけじゃないんでしゅか?』
「はぃ?」
『普通、魔法陣を転写する時には魔道眼鏡をかけて魔導手袋をはめるんでしゅ。それをすると眼鏡のグラス部分に魔法陣がメモリーされて横の調整軸でサイズが変えられるんでしゅ。魔導手袋はいわゆる手ブレを補正してくれる魔導具でしゅ』
「・・・」
だばーっと涙が溢れてくるのは許してほしい
『わわっ!リフィの修行の一貫か何かなのかと思ったんでしゅよ!!』
ーチュートリアルハアクマデ知識ノ補イデアリ、修行デハナインデスケドネ・・・シカモ敢エテ非効率ナ事ヲスルナンテナンセンスデスー
・・・じゃあリフィは魔導眼鏡とか魔導手袋の存在を知らなかったの?
ーイエ、知ッテマシター
「じゃあ教えてよっ!!!」
ーサッキナナ様ガ読ンデタ本ニ書イテアリマシタヨー
え、そんな事書いてた?
ー「アー、コノ辺ハ道具ノ説明トカカァ」ト言ッテタ辺リデスー
「・・・」
ーリクト様ノ机ニ魔導眼鏡ト手袋モアリマシター
「・・・」
ー知識ヲ入レル為ノ本ハ斜メ読ミセズ、キチント読ミマショウネー
「・・・はい」
日々精進・・・反省を活かします。
ついったーやってます
@poko_taneda




