表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
171/321

雪ノ結晶

魔石は結晶なのかぁ・・・

つまり魔力には分子構造が存在するというわけで・・・


「ふぅーん」


つまりその構造さえ解析出来ればきっと魔力溜じゃなくても魔石って作れるんじゃ・・・


ーナナ様・・・何ヲ・・・ー


うん、ちょっと実験をね・・・


子供の体になってからというもの思いついた事に歯止めが効かないんだよね・・・すぐやりたくなるというか。多分思考のストッパーがこの体ではまだ成長してないんだろうな


・・・という事で自分の体内の魔力に集中してみる。


基本構造体というのは六角形や四角形など安定した構造を求めるものだ。

だから魔力も結晶化するのであれば、そういう性質があるはず


手の平に移動させた魔力を色々と捏ねくり回し、削ぎ落としては最適化を繰り返す。

足りない部分には補充をし、圧縮率も均一化して自分の魔力の構造式を作り上げていく。


ーナ、ナナ様・・・ー

『ナナ様っ!!!』


何だか周りがざわつき始めたけれど、あともうちょっとで何かが出来そうな気がするんだ


なるほど・・・僕の魔力は水性質が強いのか・・・だから正四面体になりやすくて正四面体が複数くっついて、六角形を形成する。

雪の結晶と同じだね・・・


ならこのまま成長させたら・・・


さぁ・・・枝を伸ばしてごらん・・・


「・・・これは」


僕の手に手の平サイズの雪の結晶が乗っている。

結晶は熱に溶ける事なくあり続け、握っても壊れる気配もない


『ナナ様・・・』

「ん?なんかこんな物が出来たでしゅ」


結晶をレン君に渡すと、レン君は両手で受け取ったそれを見て驚愕してる


『こ、これは・・・こんな純度の高い魔石・・・みた事ないでしゅ』


・・・魔石?

あ、そりゃ魔力を構造化して凝縮していったんだから魔石になるよね・・・


まぁ自分の魔力の系統が水だとわかったのは有用だったかなぁ


ーナナ様・・・・ソレドコロジャナイデスヨー

「え?」

『ナナ様・・・この魔石、外で作ったら絶対ダメでしゅからね!!!!』

「え?」


えぇ?

もしかしてもしかしなくても・・・やらかしましたか?

ついったーやってます

@poko_taneda

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ