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おもちゃの域を超えてる!!

ブウンという何かの起動音と共にロッドを設置した板がふわりと浮き上がった。


「おぉぉぉ!!!」


地面から離れる事30cmほど、1mほど浮き上がると言っていたけど…


『赤ボタンを連打すると上昇、青ボタンを押すと下降、停止だそうでしゅよ』


レン君が取説を読んでくれる。


「レン君ありがと〜やってみる」


赤ボタンをもう一度押すとさらに30cmほど上昇した。そして青ボタンを押すと30cm下降する。


「何これ!めっちゃ楽しい!!」


ただ、ボタン操作だと上下運動しか出来ず・・・前進するのはどうしたら?


『前に進むには右手のロッドの上部を前に倒すと前進、後ろに倒すと後進らしいでしゅよ』

「ロッドの上部?」


握りしめていたロッドをよく見ると右手の持ち手の部分が前後に可動式になっていた


「え?これすごいハイテクでしゅよね?」


前世の自転車とかバイクよりすごいのでは?


「うわっ!!」


軽く右手を前に倒すとスゥーっと板が前に進む


「うわわっ!!」


逆に倒すと後ろに進む。真ん中に戻すと止まる仕組みのようで、ブレーキはないみたいだ。

子供の遊具なのでそんなに速くはないし、スピードを調整は出来ない。


「これさ〜子供のおもちゃじゃなくて普通に乗り物としても優れてるでしゅよね?」


カタログにはおもちゃ以外でこういった魔導具は無かった。

こんな便利な魔法があるならそれこそ移動手段として発展しそうなのに・・・


『あ〜それはでしゅね・・・』


というレン君の声かけと共に今まで浮遊していた板がゆっくりと下降していく


「ん?」


青いボタン押してないけど?


『魔石の魔力が切れたでしゅね』

「え?」

『ものすごく燃費の悪い魔法陣なんでしゅよ・・・それ』


・・・乗って体感3分ほど、道理で発展しないはずである。

ついったーやってます

@poko_taneda

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