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思うこと

亜空間精霊の件はすぐにどうこう出来る話でも無いので、とりあえず目先の事に集中しよう。

どれぐらいでさっきの精霊が帰ってくるかもわからないので、リフィが薦めてくれた本でも読みながら待つとしよう。

きっとそれぐらいには朱果の分離体も帰ってくるはず・・・


リフィが次に読むべきと言った本は【魔道学のすすめ】という本だった。

魔導具の誕生から始まる魔導具の歴史書といった物だった。最後の方になると父さんの名前がこれでもかと連なっていた事に、産業革命を個人でやってるような物だと思った僕の思考は正しいはずだ


「とんでもない人でしゅね・・・」

ー魔導具500年ノ歴史、ソレマデノ理論ヲ1年デ追イツキ、5年デ追イツケナイホド突キ放シタ方デスネー


そんな人が父親っていうのも…僕って可哀想だなぁと同情してしまう。

どうしてもこうやって世界に名を轟かせた人物の子供というのは注目を浴びるし、余計な期待も受けてしまう。


「ある意味、この森は僕らの兄妹の楽園なのかもしれないでしゅね・・・」


母親は王族、父親は歴史に名を残す有名人。

それが既知の場所で・・・全くやっていける気がしません。僕はこの森に引きこもりで結構です。


「・・・ラナにもそんな苦労はさせたくないでしゅねぇ」


まぁこれは兄心の押し付けでもあるんだけど・・・ラナの人生はラナが決めるべきだしね。

僕がやってあげれるのはラナがどの道を選ぼうとも、独り立ちするまでは良き理解者、盾になってあげる事なんだろうなと思う。


「・・・親が有名人だと子供は大変でしゅ」


願わくば、ラナが安全かつ幸せに自分の選んだ道を進めますように・・・


・・・何だか短冊に願いを書きたくなってきた。

ご神木に結んでおいたらご利益ありそうな気がするから後でやっておこうと思う。

ついったーやってます

@poko_taneda

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