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大事な物

見てはいけない物のような気がして、そのままそっと写真を元の場所に戻した。

屈託なく笑う父さんの笑顔に…それを大切に保存しているという事に…父さんは元の世界、日本に帰りたかったのかもしれないなぁなどと思った。


自分はすでにあちらでは亡くなってるのでそんなに郷愁の念は無いが…


「まぁ・・・大変だったんだろうな」


父さんが帰ってきたら…置いてった文句でも言ってやろうかと思ってたけど…ちょっとだけ優しくしてあげようと思ったのだった。


引き出しの一段目が写真というまさかの実務からかけ離れた物だったので驚きだったのだが、さて全部で3段の内の2段目はどうだろう?

引き出した瞬間、重さを感じた。それもそのはずで、大量のインクポッドが置かれている。しかも全てから魔力を感じ取れるのでこれは魔道インクと呼ばれる物か、魔物血だったりする物だろう


「ここで魔法陣とか書いてたんでしゅかね…」


引き出しにぎっしりと詰め込まれたそれらは、今の僕には用途がわからないけど、いつか理解して使わせてもらえればいいなぁと思う物だった。


「さて、最後でしゅよ」


一番大きな3段目を開けるとそこには綺麗にファイリングされた書類やノート、巻物?的なものが整頓されて収納されていた。


「これは…?」

ー巻物ハスクロールト呼バレル使イ切リノ魔法陣デスネ。ノートハリクト様ノ研究内容ガ記載サレタモノジャナイカト思イマスー


日記などじゃなかった事を少し残念に思いながら、研究内容が記載されたノートを見ていく。

軽く10冊以上あるそれらは主に魔導具の研究で占められており、パラパラっと見てもお世辞にも綺麗なノートとは言えないので、ほんとにメモ的な物なのだろう。


「魔導具の開発ノートでしゅね」


これは参考になるかもしれないので、引き出しの中から取り出して机の上に積んでおいた。




さて!お勉強の始まりだぞ!!

ついったーやってます

@poko_taneda

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