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亀ハウスを作ろう!

「問題はマーチンjrの家でしゅね…」

『僕は少しの水があればどこでも住めるぞ』

「いやいや…」


すぐに地底湖に戻れると言っても、折角家に住むんだからなるべく快適に過ごして貰いたい。


「水は必須と…水精霊さん、井戸の近くに池とか作れましぇんか?」

『プギプギ』

ー簡単ダ。コノ地底湖ノ水ト循環サセテヤロウ。ト言ッテマスー

「ありがとうごじゃいましゅ」


ふと気になって地底湖の上を見てみるとかなり高い位置に天井と思われる岩盤があり、どうやって井戸の横にここの水を持っていくのか謎だけど…ファンタジーな世界だし、何とかなるのだろうと納得する。


それと…亀って確か日に当たらないとダメっだったような…確か日の光と紫外線で甲羅の成長とか、体温調整とかしいてるんじゃなかったっけ?ミシシッピアカミミガメの亀吉は室内飼いだったからバスキングライトと紫外線ライトをケージに設置してた。


・・なのでマーチンjrにも日光浴が出来る場所が必要なはず。

地底湖にいる他の亀もだけど…どこで日光浴してるんだろ?


「ねぇマーチンjr、日光浴とかいらないの?」

『よく知ってるな。もちろん普段は地底湖で泳いでいるが、この地底湖から外に出られる箇所が何個かあってな、そこから日光浴の地点まで行ってそこで日の光を浴びるんだ』

「とゆうことは、水場近くに大きな石でも置いて、日光浴出来る場所を作ってあげないとダメでしゅね」


何となくだけどイメージは出来てきたかな…


「他に何か希望はないでしゅ?」

『日光浴の時に…会話出来る相手などいるだろうか?』

「か、会話…」

『ほとんどの時間を日光浴の場所で過ごすのでな…』


僕が話し相手になってあげるのがベストなんだろうけど…さすがにずっとマーチンjrの池に入り浸るわけにもいかない。


「いつもはどうしてるんでしゅか?」

『他の仲間達と喋りながらが多いな』

「なるほど…うちの家で提案できるとすれば…大きな喋る木が5本ほどありまして…」

『喋る木…』

「元はマンドレイクなんでしゅけどね』

『マンドレイクが木…』


いかん…情報量過多なのか…マーチンjrの頭から煙が出そうになってる


「まぁその辺はおいおいに…」

『早く見たいものだな…ワクワクする』

「はい!じゃあ僕が先に戻ってマーチンjrさんの家を整えておきましゅね!」


そうして僕は地底湖を後にしたのだった。

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