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料理は食べるもの!!!!

「「「うめーーーー!!!ナナ様の料理さいこぉ!!」」」


いやぁ…さすが騎士、あり得ない量なのに食べる仕草は綺麗だ。

魔法のように皿が綺麗になっていく…


「…この赤いのおいしい」


いちごが入ったフルーツサンドを食べるレイ君は鼻血が出そうなほど可愛い…本人に言ったら怒りそうだから言わないけど…


問題は…5人だよ。


「で、君たちは何してるんでしゅか?」

「「「「「愛でてます!!」」」」」

「めで…」


そう精霊達はどういうわけか僕が作ったサンドイッチを前に食べるでもなくじっと見つめ…時には皿を持ち上げて舐め回すように見つめ…とにかく食べようとしないのだ


「だってナナ様が私達のために作って下さった料理なんて…素晴らしいです」

「見てください。このパンの間から溢れ出る魔力…」

「……野菜達も生命力に溢れてる」

「これぞエクセレントっ!!!」

「キエー!!」


いや…最後のやつマンドレイクの時のまんまだからな…


「食べないなら下げるか騎士の3人にあげちゃうけど?」


僕の料理は彩りなどは二の次でとにかく味で勝負してる…どちらかと言うと作った物は美味しいと食べてもらいたい派だ。なので些かこの現状は不満なのである。


「「「そんな殺生なっ!!」」」

「もぐ・・・・美味」

「キエーーーーっ!」

「そんなじゃないでしゅ、食べる為に作ったんでしゅから食べてもらわないと意味ないでしゅ」


僕が仁王立ちで精霊達に宣言すると、慌てて精霊達がサンドイッチを口の中に放り込んで…泣いている


「「「おいしぃぃぃですぅぅぅ」」」

「もぐもぐ…(サムズアップしてくる精霊)」

「キエーキエー」


一人は永遠に言葉を喋る事はないんだろうか?


大量に作った料理は綺麗に無くなりそうで、久しぶりにすごく満足感を得れた。

そういえば前世から人に料理作ってやるの好きだったんだよね。


「さて、じゃあ僕も食べよう!頂きます」


ずっと静かな食卓だったから、こうやって賑やかなのもたまには悪くないかな…って思うのだった。

ついったーやってます

@poko_taneda

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