決まった!!
え〜気を失ってる暇などございません。
いやいや…注意したのちょっと前よ!?どうやったらこんな事になんの?
ーゴ神木達ハ、聖女ノ思念体ガココニ侵入シタ事二イタクゴ立腹デ…ー
まぁ…そりゃ既に庭はご神木達の管理下になってるし…
ーサラニナナ様ヲ傷ツケルナド言語道断ダト…ー
「ご神木…お前ら…」
『キエー』
「・・・なんかいるよな?本体の影に隠れてないで出てこいでしゅ」
そう、さっきからご神木の魔力がキラキラエフェクトで感知しにくかったけど、確実にデカいのがいるんだよ!!
しかも本体の木と溶け込もうとでも言うのかこちらから見えない位置にそれぞれいるよなぁ?
全く隠れるの成功してないけどなっ!?
「リフィさん・・・・説明を・・・」
ーアノーハイ。彼ラモ彼ラナリニナナ様トノ約束ヲ守ルベクデスネ…ー
約束というのは外部から精霊などを連れてくるなって事だろうけど…じゃあこのデカい魔力はなんなんだ?
先日…というか聖女と対峙する前までは居なかったやつなんだけど?しかも複数。
ーナノデ見テ貰ッタ方ガ早イカナ?ト…ー
「怒らないから…出てくるでしゅ」
今の言葉が聞こえたのかそれぞれのご神木の後ろから、少なくとも僕よりはデカい人型の者が出てきた。
「おぃおぃおぃ…これは…」
ー精霊王ノ候補生達デスー
はい、どーーん!!
ダメなやつ、それ絶対ダメなやつ。
「呼んできちゃダメだって言っただろう・・・」
ーソレガ…呼ンダワケデハナクテデスネー
「?」
いや絶対うちにこんなやつら居なかったし!!
精霊王の候補生ってなんだよ…確実に上級なやつらじゃん。
ーナナ様ガ、聖女ノ思念体二取リ込マレテシマッテデスネ。ゴ神木達ガ必死二聖女ノ亜空間二亀裂ヲ入レヨウト頑張ッテクレタノデスガ、木ナノデ動ケナクテ当然、ソノ動ケナイノガ結構致命的デシテ、聖女ノ空間二入ル事ガ出来ナカッタノデスー
「…で、なんでこの人達が生まれたんでしゅか?」
ーナナ様ノ体二触レラレレバ…ト、ソシテ朱果ヲ模シテ自分達ノ分離体ヲ生ミ出シタノデスー
「・・・え?分離体??」
ご神木本体の後ろから飛び出してきた5人プラス1人は、僕の目の前に駆け足でやってきて、それぞれボーズを決め始めた。
「「「「「僕たち(私たち)ご神木シスターズでーーーす!!」」」」」
え?…ちょっと意味がわかんないんですけど…?
ついったーやってます
@poko_taneda




