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やっちまったかも?

…とんでもないものを作ってしまったかもしれない。


あのフィールドが日常訓練に取り入れられるようになり、格段に騎士達の身体能力が上がっているのだ

今までは魔法が使えてしまうので、知らず知らずのうちに魔力に頼ってしまっていたところを、魔力を使用しないと意識させる事で、基本的な体力増加はもちろん、俊敏性や反射神経などのステータスを各々得意分野で爆上げし、騎士それぞれの個性が明確になってきたらしい。

また魔力を使用する際にも無意識に使用するより、意図して使う方が効率、威力など全てにおいて数値が上昇するとの事だ。

今まではワイバーンの負担になっていた騎乗も、逆に相乗効果でステータスが上がるようになったらしく、今では足手まといになるのでお留守番だったワイバーンの狩りについていく騎士も少なくない。


「ナナ様のおかげでこの部隊の強さは見間違えるように強くなりました」

「いや…あの…特に何も」

「こんなに変わるとは…自分達がいかに魔力に頼り驕っていたのかがよくわかります」


そもそもポテンシャルの高い人達だったのだから、そりゃ強くなるはずだ。

僕もたまに訓練に参加させてもらってるけど、最初の頃の鬼ごっこのイメージとは180度変わっていて、自分が鬼の時に半数が逃げ切る状況になってしまった。


「これならば、森を抜けるのも簡単になりそうです」


うち印の回復薬を飲ませているので、そろそろ怪我人達も全快の様子が見えてきた。


なお1番重症だったザークは異常な回復力をみせ、今では率先してフィールド遊びに夢中になっている。


「あのおっさんの体力は何なんでしゅか!?」


他の騎士達にはまだ負けてないけど、ザークにはほぼ全敗している。


「怪我をしてからずっとベッドの上でしたからね…自由に動けるようになってアドレナリンの放出が止まらないのでしょう」

「・・・・・」


いや、おっさんが全力で追いかけてくるのとか迫力がすごすぎるんだが

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