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楽しんだ!!

一回戦目の不甲斐なさに奮起したのか、騎士達から2戦目を要求され断る理由も無いのでもちろんお受けした。


…結果は先程より少しマシになったけど程度で、やはり騎士達の惨敗。

3回4回と繰り返しても…察してください。

最後には逃げきる強者も出てきて、さすが騎士だなっ!と感心させられた。


大半は檻の中だったけどね…


「ぐぬぬ…」や「…トラップの位置が変化するとか…おかしい」だとか「5歳児…5歳児?」などの声が聞こえてきたけどとりあえずスルー。

かなりの時間遊んでくれて、すでに日が傾き始めた。


「あー楽しかったでしゅ!みなしゃま遊んでくれてありがとうございました!」


うん、久しぶりに思いっきり走り回れたし今日は気持ちよく眠れそうなぐらい適度に体の疲労がある。

いつの間にか訓練をしていたはずの騎士達まで参加してたのには驚いたけど、彼らにとってもいい気分転換になったはず…だと思いたい。



…檻の中の屍達は見なかった事にする。



「…これは何事です?」

「あ…」


遊んでたとバレない内にフィールドを元に戻そうとしたら、後ろからメディに声をかけられた


「これは…一体…」


うん…中に入ってみないと迷路とかってよくわからない建物だよね…


「えーっと…でしゅね…」


訓練中の騎士を連れ回して遊んでたなどと言ったら…もちろん怒られる。

檻の中の様子は…ダメだ使いものにならない。


「ちょっと特殊訓練と言いましゅか…同じ訓練ばっかりじゃ飽きるんじゃないかなぁと思って…」


一応フィールドの設備を簡単に説明すると、メディも興味を持ったのかトラップなどの説明時にはその都度質問なんかをしてきた。

あれ?…5歳児が何言ってんだ!?って普通なる…よね?



「あのっすぐ解体しましゅんで!!」

「いえ、お待ちください。これはなかなかの訓練施設です…よければこのまま残して頂いて訓練に使用させて頂きたいのですが…」


えぇ!?まさかの採用!

そして地獄を這うような低い唸り声が檻から聞こえてくる。まぁ身をもってこのフィールドの恐ろしさを体験したのは彼らなので正しく率直な意見の唸りなのだろう…

しかも…自分との場合はあくまで遊びの範囲だったが…メディが関わるという事は立派な訓練である…


このフィールドを使った訓練…



「えっと……頑張ってくだしゃいね」


とりあえず檻の中の人達に合掌しとこう

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