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子育てもーど!!

やっぱり妹の寝顔が癒されるなぁと思いながら、寝てるラナのぷっくらしたほっぺをプニプニと突つく。

家の中は特に何か変わった事はなく、管理精霊の朱果がピョンピョン跳ねて出迎えてくれた。とりあえず玄関に卵が入った籠を置いてラナの様子を見に来たのだが、相変わらずぐっすり眠っていた。


「いつ目覚めるかな…?」

ーマダ少シカカルカト…ー


ラナが目覚めるまでに母さんが戻って来なかったらグレンドリアの首都に行くという選択肢も出てくる。

でも食料にすら困ってた時期ならいざ知らず、今のこの状況だったらこの家にいる方が色々安全な気がするんだよなぁ。だったらわざわざ来てくれた竜騎士の人には申し訳ないけど、母さんへの伝言をお願いして帰ってもらおう。


まぁ僕らはなんとでもなるけど、リオナと卵に関しては番が到着するまでは動かせない。今回の戦闘で出た怪我人は後で回復薬を差し入れたらなんとかなりそうだけど…必然的に竜騎士団が動くのも首都からワイバーン達が帰ってきてからかなぁ…


「しばらくは賑やかになりそうでしゅね」


家族以外の人と接するのは初めてだったけどメディは話がわかる人だったし、これを機に色々この世界の常識とか世界の事なんかの知識を仕入れ出来たらいいなと思う。


「ちょっとワクワクしてきました」


リビングから外を覗くと、表側の庭が見えリオナが丸くなって休んでいるのが見えた。


「上手く休める場所も見つかったみたいでしゅね」


この窓の側に卵を置いておけば、リオナがこちらを覗いた時にすぐわかるだろう。

玄関に置いていた籠を取りに向かうと…そこで見た光景に驚く


「え?…朱果!?」


管理精霊の朱果が卵を覆っていて一瞬捕食してるように見えたが、朱果からは敵意のような感じはせず、どちらかというと卵を覆って守っているような感じがした。


「朱果?…何してるんでしゅか?」

ードウヤラ朱果ハ、卵ヲ管理下ニ置イテ面倒ヲ見テクレルヨウデスヨー

「え?そんな事出来るんでしゅか?」

ー私モ驚キマシタガ、出来ルヨウデスネー


さすが精霊という事かな…冷たいボディだったはずの朱果がほんのり暖かくなっていて…卵を温めてくれているのがわかる。




…スライムボディに母性が満ち溢れてる不思議。

ついったーやってます

@poko_taneda

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