ひとまず解散!
思いの丈を叫んだら10枚ぐらい葉が散ったのはご神木のストレスだろうか?
うん…まわりを飛んでたキラキラしたものも木に隠れたのかあっという間に居なくなったね…あれは多分精霊まではいかない的な物なんだろうな…
『…ふ、ふぇ』
あ、とうとうリオナが泣き出した。
いやさ、僕だって怒りたくないよ…疲れるし、でもさ…あるじゃん…こう生きてく上で締めるとこは締めなきゃいけないとこがさ……ってか5歳で怒りで疲れるって…初老のおっさんかよ。
「あーレン君リオナを1番いいとこに連れてってあげてくだしゃい」
「え?この状態のやつを?」
ですよねー丸まって外部全拒否で泣いてますもんね〜
まぁ…この家の敷地にいる限り魔力切れを起こす事も無いだろうから…とりあえず放置しといて
「じゃあ、卵はどうしたらいいでしゅかね?」
「卵に関してはさっきみたいな魔力譲渡を定期的に行なって下しゃい」
「え?それって時間とかないんでしゅか?」
何か元日本人としてはこう薬の用法みたいに朝晩2回とか、食後すぐとかの指定をしてもらえる方が落ち着くんだけど…
「…卵次第なんで何とも言えないでしゅ」
つまり常に卵に気をつかって卵の魔力が減ってきたら譲渡する感じなのか…
そりゃ、母親だけじゃ気が休まらないだろうな…ワイバーンは番で育児して正解だわ
「じゃあ家の中に持って入ってもいいでしゅかね?リオナと離れちゃいましゅけど」
「リオナも平常心に戻れば卵が視界に無いと不安になると思うんで、家の中に持ち帰る場合は窓から見える場所に卵の設置をしてくだしゃい」
「なるほど…了解でしゅ」
じゃあ…一回ラナの様子も見たいし、一時解散する事にした。
レン君はリオナに付き添ってくれるらしいので、お任せする事にした。
後は家の中が外のように激変してない事を祈るばかりである。
ついったーに100話記念絵置いてます
@poko_taneda




