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ちょっと転移先で終末の魔人を助けてくるか  作者: 榊 ユージン
2章 4人目の仲間と愉快な仲間たち
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ホウレン草って、おいし草!

今日もよろしくお願いします!

「いいかお前ら、普通の魚もいっぱいいるからな。ただやみくもに戦うんじゃねえぞ」

そういうケネスは、最前線に立って剣を構えている。

「いやしかし、敵は水の中だ。魚に危害を加えないってのは、難しいんじゃ」

「それでも!なるべくそうしてくれ。キョウタロウ、なんかいい作戦ないか!?」

そう言われてもな。。ケネスの生き物好きはいいがこういう時に困る。

「・・・分かった、考えてみる」

「ありがとう」

だが、否定していてと話は進まない。そして何より、

(ケネスの気持ちに寄り添って、ケネスの思い理解していく)

それが、ケネスの魔人化を止めることにつながるかもしれない。まだ、どうしたら魔人化を止められるか分からないが、できるだけそうしたいと思っている。

「ケネス、グレイ、戦いながら時間を稼いでくれ。フィーネ、感知魔法展開、川の中の生き物の被害が最小限になるよう、グレイとケネスに情報共有してくれ」

「えー!ホントに!?すごく大変だと思うけど?」

「やりましょう。我らのリーダーはキョウタロウです」

「グレイ・・・分かった!」

二人も何かを察してくれたようだ。

「サーチエモーション!」

「・・・数が多すぎる!これを避けるなんて無理!」

「ガアアー!」

「っ!あぶねえ」

キングサーモンから水光線とでも言えばよいのか。直線状の水が地面を抉り取る。

「あれに当たったらやばいぞ」

「ですね。あれは私の水でも相殺は難しいかと」

ケネスは川の中の敵に対して、ほぼ攻撃できない。グレイは遠距離でも戦えるが、水魔法ゆえに効果は薄そうだ。

「生き物を避けながら戦うには・・・?どうする」

考えろ。生き物がいっぱいいて戦いにくいんだ。場所を移すか?移った場所にも生き物はいる。同じことだ。

「それなら・・・!フィーネ、何かバリアみたいなものは張れるか?」

「空間を遮るってこと!?それは、無理!どちらかというと、キョウタロウの方ができるようになると思う!」

まじか。そうか、時空間に関わることだからか。しかし、今は使えない。

「じゃあ、音とか光とかで、生物を寄せ付けないようにできないか!?」

「音・・・あ!イミテーション!!」

「そうだ!イミテーションで引き付けられたら!」

それなら生き物を離れさせることができる。

「でも、魔物にもかかっちゃうけど!」

「それなら、私が魔法で引き止めましょう。短い時間なら可能です」

「よっしゃ!それでいこう!ケネスはグレイの援護を頼む!」

「「OK!」」

うまくいくといいが!

「行くよ!イミテーション!!」

フィーネが川の下流に向けて誘導魔法を使った。注意を引く音で生き物を集める。そして当然、キングサーモンもそれに反応する!

「行かせませんよ」

気のせいではないのだろう、川の近くで水が多いからか、グレイの槍の周りにはいつもよりたくさんの水が集まっている。それらは無数の水の塊を形成する。

「清浄なる水よ、全てを穿ちなさい。アクアパラディンシューター!」

全ての水が一斉射出した!一つ一つが一撃必殺の威力があるのだろう。

「グアグウウーー!」

キングサーモンの鱗に当たり、身を削っていく!流石にここの主だな、それでもまだ余裕そうだ。

「でも時間は稼げたな!」

「うん!生き物たちの避難完了です!」

「よし!!」

とりあえずはこれで第一段階はOKだ!・・・というか、

「グレイ!お前、俺のことリーダーだとか言っといて、なんで技を隠してるんだよ!!」

「え?いや、別に隠してたわけではないですよ。ただ、リーダーが聞いてこなかったから」

このやろうーーー!聞かなかった俺が悪いのか!?リーダーが悪いのか!?

「社会に出たら、ホウレン草って言われても知らないからなー!」

「??よく分からないけど、美味しそうな響き!」

フィーネが涎を垂らしている。お前はこんな時にも・・・可愛いな。

「おい!お前らボケッとしてんな!ここからだろ!」

その通りだ!さて、

「第3ラウンド、だな」

川の中から攻撃をしてくるあいつを倒せるのか?

ありがとうございました。



続く

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― 新着の感想 ―
[良い点] タイトル見てよくある俺TUEEEものかな?って思ったけど、ループものだったとは……普通に面白そう。 これからもガンバってぐださい。
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