再会
はじめまして。ユージンです。初投稿です。よろしくお願いします!
それは、夏場のカラカラ天気が続く中、珍しく雨が降る午後のことだった。
「ふー。早く止んでくれよ・・・ん?」
すぐ止むだろうと踏んで、近くの商店の軒先で雨宿りしていたところ、角の向こうに人影が見えた。雨で良く見えないが、何となくこちらを見ているような気がして、気になってそちらを見ていた。
「っ・・・」
と、突然その影が通りに出てこちらに向かって走ってきたのだ。いや、走っているのかと思ったが、足が動く様子は見えず、、地面を滑っている?ように感じられた。
「な、なんだお前は・・・」
「・・・」
そんなありきたりな言葉しか出てこない俺に、近づいてきた影は無言で見つめ返してきた。影は目深までフードを被っていて、雨で視界も悪く、表情も読み取れない。
「・・・」
緊迫感で時間の感覚がよく分からなくなるな。その長いような短いような時間を経て、どうしようかと迷いだしたころ、
(パサリ)
「っ・・・」
「やっと見つけた・・・。」
急に影はフードをとって、顔を見せた。少女だ。端的に言ってとても可愛い。金色の髪に、見つめる瞳は碧眼。そして、、、いや、それよりも!
ガシッ
「っ・・・!?」
「可愛い・・・!」
俺はとっさに手を掴む!
こんな可愛い子の知り合いがいたのに、忘れているとは!今朝の英単語なんて覚えてなくていいから、この子のことはしっかり覚えてろよ俺!と、そんなことを思っていると
「・・・せ、説明してる時間はないの」
なんだか、勝手に話を進めようとしているぞ。
そして、少女が輝きだした!
「お嬢さん、お名前は!?」
「さ、さあ、ユウシャよ!セカイをタスケル旅にデルのです!!ああ、もう時間です!」
俺は光に巻き込まれて・・・!
「お嬢さん、お名前はーー!?!?」
「それ、空間転移~~!!」
俺は光とともにこの世界を後にした!
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「・・・。なんか、ちょっと変わったかしら。もともとあんなんだっけ?ふふ」
少女は、彼のいた場所を見つめていた。何か、懐かしそうに・・・。
「・・・。」
「・・・お嬢ちゃん、悩みがあるなら聞くぜ?ああ、それとも最近流行りの中二病ってやつかい?」
そこは、魚屋。店主の目は、可哀想な子を見る目だ!!
「・・・ち、違うんだよーー!!!」
少女は恥ずかしさのあまり駆け出した。
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「いーーやーー!!」
さっきまで学校からの帰路にいたはずなのに、なぜか雨の中女の子に出会って光輝いてそれからそれから・・・!
「こわーー!!」
猛スピードで宙を飛んでいた!もうわけが分からない。
「怖い!ああ、あんな可愛い子にあったからきっとその罰で死ぬんだ。そうだ、きっとそうだ!ああ!」
そこでようやく俺は、空がいろんな色に光輝いていることに気づいた。
「ん、なんか光ってるし歪んでるぞ」
光輝く景色が、所々歪み、その中を飛んでいく、俺。
「つまりこれって・・・!」
そう、
「フシギな美少女の誘う冒険だな!・・・ん?」
眼前の光が収束し始めている。
「なんか、あそこから出そう」
収束する光の中に入る。入って、突き抜けて、そして、
「・・・っ!」
眼科には青空が広がっていた。
「ああ・・・!空、青空、飛んでる!ハハ、ずこいぞ、さっきの子はやっぱり俺の天使・・・?いや、落ちてる!落ちてるよ俺!空に放り出されて落っこちてるヨ!まさか、さっきの子は俺の敵だったのか・・・!?俺という強力な勇者を屠るための刺客・・・!?」
そんなことを考えながらも、みるみる落下していく。
「しかし、よく考えてみれば俺の人生、悪くなかったよな。ああそうだよ。やるべきことは全てやった・・・!」
もう、地面にたどり着くまで直だろう。
「唯一の後悔は!ハーゲンダッツ大人買いしてないこと!女の子とデートしてないこと!ロケットにも乗ってないし、世界一周もまだしてない!する予定なかったけどな!それからそれから・・・!」
そして俺の人生はあっけなく幕を閉じ
「そりゃー!!!」
「・・・・・・っ!なんだ!?」
終わったと思った。思ったが、
「・・・生き、てる?」
「うん。生きてる。鳥?いや・・美少女!?」
そう、俺を捕まえて飛んでるそれは人、しかも、男だった。
「間に合って良かった!それにしても、驚いたな!空の亀裂から人が落ちてくるんだからよ!!」
「・・・。」
なんだよ、この展開で男かよ。
「なんだよ、この展開で男かよ」
「心の声が漏れてるぞ!」
「チェンジ!」
「・・・パッ」
「ギャー!嘘ですごべんなざい助けて、そこの素敵な殿方ー!!!」
こいつ、手を放しやがって、こんなお空の上で!死んじゃう!!まあ、俺が悪いんだがな!というか、なんで飛んでるのかとかいろいろと聞きたいけれど
「どこに向かってるんだ・・?」
「とりあえず、村まで連れてく!聞きたいこともあるしな!」
「・・・もう帰って寝たい」
心底、思うのであった。
続く。




