なんかごはん
「うぅ・・ああぁぁ・・」
何か温かいものが上に乗っている感じがする。これは・・・髪?それに人肌のようなあたたかくやわらかい感触。
俺は目をつむりながら何かを触っていると声が聞こえる。まるで怒声のような人が起こっている声がする。
「ソーキ!なに麗香ちゃんの身体をべたべた触ってんのよ!!あんたロリコンなの?」
「うをお!なんだ花林か・・・」
怒声を上げていたのは椎名花林俺と同い年だ。フリフリの青いカチューシャを頭につけ帰郷したとき俺の世話をよくしてくれる。幼くして両親を亡くし、俺のばあちゃんの家に昔から居候をしている幼馴染のような奴、いや、幼馴染だ。
そして、どうやら、俺がべたべた触っていたのは親戚の水口麗香ちゃん、頭に大きな赤いリボンをつけている黒髪の女の子、7歳雲井小学校1年だ。素直にかわいい。
「花林はどこに行ってたんだ?俺が来たときはいなかったぞ」
「おばさんと買い物に行ってたのよ」
「そうかだからいなかったのか」
「もうご飯よ、ほら、起きた起きた。」
そういい俺をソファから蹴っ飛ばす花林。
「いたいなぁもぅ、いま何時?」
外はもう夕暮れ、ひぐらしのなく頃だ。てか、鳴いている。それに、ご飯のいい匂いも漂っている。だから、聞かなくてもなんとなくわかるが聞いてしまうがダメ男の性。
「もう7時よ、はーい、麗香ちゃんも起きようね~」
麗香をやさしく起こす花林、俺との扱いが違いすぎるのは癪だが子供だししゃーない
「んん・・もうごはんなの?」
麗香はソファから突き落とされた俺の服を小さな手でぎゅっと握り顔をうずめてくる。俺はロリコンではないがやはりかわいいものは大好きだ。もう一度言う俺はロリコンではない、ただかわいいのが好きなだけだ。
「ソーキが鼻の下伸ばしてる・・・きもっ」
なんか誤解されているような気がするなぁ
「おにいちゃん、どうしたの?ごはんたべにいかないの?」
動かない俺を心配したのか麗香ちゃんはつぶらな瞳でこちらを見てくる。麗香ちゃんマジ天使すぎる。
「大丈夫だよご飯食べに行こうね」
「そろそろ警察に電話するわよ?」
「なんでだよ」
俺は花林の脅しなんかに屈しない!
③
「おおっ、これはこれは美味しそうな料理ですな」
目の前には白ご飯に2つのおかず、そして味噌汁にサラダ。
おかずは右からかぼちゃの煮物に、野菜炒め、サラダに乗ってるミニトマトは家の庭でとれたものだ。みそ汁は懐かしい匂い、おそらく花林が作ったものだろう。
「いただきます」
おいしい、ただただ、おいしい、語彙力がなさ過ぎてそれしか出ない。ほんとはもっと気の利いたことを言うべきなのかもしれないな。
「味はどう?おいしい?」
「ああ、めちゃくちゃ美味しいよ、やはり花林の作ったみそ汁は美味しいな、毎日飲みたいくらいだ」
「そ、そう?ならよかった、毎日飲ましてあげてもいいわよ?」
「それはうれしい話だ」
なんだ?花林の顔が赤いぞ?
すると、麗香ちゃんが顔を膨らませこちらを見てくるゾ。
「どうしたの麗香ちゃん?何か苦手なものがあったの?」
「おにいちゃんとはわたしがけっこんするの!」
「私がいつソーキと結婚するって言ってたのよ!?」
「けいたくんがいってたもん!まいにちみそしるがのみたいは、けっこんしたいっていみだって!」
「ほほう、花林は俺と結婚がしたいのか・・・」
「ばか、何言ってんのよ!そもそもあんたが最初に言ったんでしょ!」
「そうだったっけな?はっはっはっ!」
「むう~いちゃいちゃしないで!」
今日も美味しく料理をいただけました。




