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自宅にあった古時計  作者: しまのうお
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なんか転移して草

「おい、なんなんだよここ!」

 俺の今いる場所がわからない、でも確実に言えることはここは日本、いや、地球ではないことは確かだ。

 まず、家や町が全体的に暗く、すべて赤と黒で作られていて不気味で仕方がない、何よりは住人がすべて人ではないなにか別の生き物にみえる。


俺はビビッて声を荒げた。

 するとそのうちの一人(人かはわからない)が俺に手をさし伸ばしてくる。

「やめろ!俺に近づくな!」

 伸ばされた手を無理やり払いのけ俺はそこから逃げるように走るが、見える景色は一向に変わらない。

「どうなってんだよ!これ!」

 夏休みに入りもうすでに数週間、俺は母親の実家に帰っていた。

 母親の親父は信楽焼を使った陶器作家で、俺はその手伝いをしていたところ少しさぼるために人の来なさそうな部屋に入った。そして、その部屋にあった柱時計をいじり部屋から出たらいつの間にかそこは実家ではなく怪物のいる見知らぬ街にいた。

 俺は無我夢中で走った。前すらも見ずに。


「イっってぇなぁ!どこ見て歩いてんだよ!」

 すると当然のように前の怪物にぶち当たる。

 その怪物は大きな岩のようにでかく、周りの怪物と見比べてもなお大きく感じるほどのでかさで、すっころんだ俺を見下ろすよう見てき、俺はただ恐怖を感じた。

「んだぁてめぇ!?や、や、やんのか!コラ!」

 俺は恐怖のあまり立てなくなり、虚勢を放つことしかできないでいた。

 怪物は何かを感じたのか懐から


 鉈を取り出した。


「!?おいやめろよ!ぶつかっただけだろ!?」

 しかし、怪物は俺の制止の声に聞く耳を持たず、手に持った鉈を振り下ろすためか大く後ろにひき・・・


 俺の頭めがけて振り下ろした。





 早く起きすぎた・・・

 今日、母親の実家に行く予定で、朝の6時に起きればいいものの、楽しみすぎて朝四時に目が覚めてしまった。


 することもないので、6時までモンハンをして待っていると気が付けばもう6時。

 歯をしっかり磨き、風呂も入り、もうすることがないから家を出て、時刻は6時40分。

 最寄りの五画街駅から京都駅へ、京都駅から草津駅、貴生川駅から勅旨駅へ行った。

 草津から勅旨駅までは無限に続くと思わせるような田んぼロード、千と千尋に出てきたあのトンネル、それらを抜けるとまた田んぼ、たまにドヤ顔でたたずむよくわからない工場たち、都会では一千万円はしそうな敷地の家が立ち並ぶ。

 そんな景色も過ぎ貴生川から勅旨駅、さらに田舎だから何があるのかな?と思えば、ただただ雑木林たちのトンネルを電車に揺られながら過ぎてゆくだけだった。

 しかしこれらすべては何度も見た光景、驚きもしないし拍子抜けもしない。


 そしてついたのは母親の実家。

 ここまで言ったらわかると思うが俺の実家は田舎にある。近くにコンビニはないし、当然のようにでかい庭があり、夜は蛙と虫のコンサートも開かれる。


「ただいま~」

 あれおかしいな?返事が返ってこない。

「ただいま~誰かいないの?」

 しかし返事が返ってこない、来るのは静寂のみ。

「寝てるのかな?」

 俺が来るのが遅すぎて昼寝でもしているのか?なら俺も寝るか・・・

 今は昼の2時、朝6時に起きたからめちゃくうちゃねむい。

「まあ、俺も寝るかな」

 そして俺の中で最近はやっているボカロを流し、寝転び目をつむった。

 やはりGUMIの歌声は素晴らしい。


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