表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
素敵女子 VS 不器用女子  作者: suwan
2/4

モテ女 フキタさん


職場のモテ女有李酥さんは

フキタ有李酥さんと言う。


同じ30代前半で小柄で

特別綺麗な顔立ちとか、いわゆる美形ではないがオーラ美女だ。

ナチュラルでふつうの顔立ちながら妖艶さと

あどけなさを併せ持つ。

独特のイントネーションで話す。

多分方言美女でもある。


夜の爬虫のように男性陣はフキタさんに

群がる。


フキタさんは、ガハハ笑いもしない。

女子サークルにはスッと距離をおく。


仲よさそうだからと和葉に言われたものの

特に仲良くない。

更衣室でフキタさんと並ぶ。

節目がちに挨拶する彼女は同性から見ても

可愛らしい。

サクラは勇気を出して聞いてみた。


「フキタさん、聞いてもいいかな

フキタさんてすごくモテるけどどんな人が

理想?っていうかタイプなの?」

「特別タイプとかないですよ」

そつがない当たり障りのない答え。


「この前の飲み会の1番人気の和葉さん

覚えてる?やっぱりフキタさんが気になる

みた い。」

「そうなんですか」特に嬉しくもなさそう。

もっと喜んでよー内心の声。

『そんなの当然』『分かってます』とか

生意気なこと言わないかなー。


「フキタさんの好みを知りたいみたい。」

「男ってみーんなバカですよね。」

とか性格悪いこと言ってくれればいいのに

そしたら、フキタさんの靴に遠慮なく画鋲も

入れられるし

たくさん悪口言えるのに…

「よく覚えていないんです」

と曖昧な返事をしたフキタさん。


モテ女あっぱれ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ