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大地の魔術師  作者: あかねこ
1章 幼少期
3/8

オークキング

間違いあったら教えてください。

お願いします。

遠くから、ハイオークの重たいゆっくりとした足音が響いていた。


「みんな、この村を守るぞ!」


「「「「オオオォォォオオ!」」」」


司令官の掛け声にみんなが一斉に答えた。









一行は、足音の方向に草木を切り分け進んでいた…

少し距離を取って、鶴翼の陣を敷いた。


「行くぞー!」


司令官の指示と同時に、普通のオークより頭2つ分大きいハイオークが30匹ほど来た。


シルフィアと一緒に、3匹のハイオークと相対した。


「行くぞ!」


ルークレイアスの合図で、2人は左右にいるハイオークを狙った。


振り下ろされた斧を避けて、ハイオークの土手っ腹を切り裂いた。

そして、怯んだ隙に後方から、首を刈った。


シルフィアは、金髪をなびかせ、一瞬のうちに間合いを詰めて、脛を斬りつけて

膝をついたハイオークの首を刈った。


残った1匹は、逃走を開始した。


「追いかけるぞ!」


シルフィアと俺は、追撃をしようと後を追いかけた。

ハイオークの通った道は、草木が潰れ、倒れていた。

少し開けたところに着いた。

そして、ハイオークに追いついて首を刈った。その時の、ハイオークの顔が、笑っているように見えた。

すると、10匹ほどのオークが2人の周りを囲んでいた。


「やばいな…。」


「ルー…どうする?」


「やるしかない…。」


10匹のオークが一斉に動いた。ルークレイアスは、近くにいたオークを斬り伏せ、横にいるオークの土手っ腹を斬り裂いた。

すぐさま反転して、剣を向けるとオークが手斧を振り下ろした。それを横っとびに避けて反撃をした。


シルフィアは、ルークレイアスとオークの剣戟を聞きながら首を刈り続けた…


血溜まりの中に2人は立っていた…

遠くで響いていた、抵抗軍の人達とオークの剣戟や雄叫びも聞こえなくなっていた。


「危なかった…。」


「助かったね。」







近くから、ゆっくりとした身体の芯に響くような足音が聞こえてきた。


「何だ。何故気付かなかった…。」


2人の正面に10メートル程もある、巨大なオークがいた。


「オークキング…。」


「ルー、逃げよう。」

「逃げたら、村までつけられる。こいつが、村に来たら少なからず被害が出る。

此処で斃すぞ…。」


そしてシルフィアと共に、オークキングに相対した。


「オオオォォォォオオオ!」


ルークレイアスが、オークキングに斬りつけたが、剣で弾かれた。

その隙にシルフィアが斬るが、膝までしか届かなかったため、大したダメージを与えられなかった。


オークキングが、剣を振り下ろした。バンッ。と、剣が音速を超えた。

振り下ろした先にあった木が倒れていた。


「なっ!」


ルークレイアスは、振り抜いたオークキングを腕を斬ろうとした。剣は、骨にあたって、斬れなかった。

しかし、痛かったようで腕を抱えて一瞬動きを止めた。

その隙にシルフィアが、首を刈った。


そして、オークキングは膝から崩れていった。

2人は荒い息をしながらも、斃れたオークキングを見ながら、立っていた。


「勝った…。」


「勝ったよルー君!」


「村に帰ろう。」


2人は、オークキングの首を持って村に帰った。









村に帰ると、ルークレイアスの持った、オークキングの首を見て、村の人々が目を丸くしていた。




その後、オークキングの討伐を祝って、宴会になった。

ルークレイアスとシルフィアは、未成年なのでお酒は飲めないが、みんなで一晩中、騒いだりしていた。


いつの間にか、日が昇っていた。

ルークレイアスは、家に帰って泥のように眠った。


「明日は、帰ってくるかな…。」












読んでいただき、有難うございました。

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