表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

コートは3面、本当は残念。

朝、目が覚める。


咲…か。


隣家を1軒挟んで咲ん家がある。


坂を下る。


神社に沿って右に曲がる。


長い直線。


小さい川を越えて、


そこら辺で克己と会う。


そして信号の先、


恩受里がある。



「今日、部活体験やね。」

長い直線で言ってきた。

そんなこと知ってる。

「ねぇ、たかなっち…」


なに?


「テニス部行くんやんね。」


そうだけど…なんで?


「いや、なんでもない…」

克己と会う。

「おはよう。」

「おはよう。」


おはよう。


「…克己もサッカー行くんやもんね?」

「あぁ、もうほぼ決めてる。」


信号は丁度青だった。



小鳥遊 捷護です。


特に知ってる先輩はいない。

友達もいないわ。

うわ、俺悲しっ!

克己ぁ!咲ぃ!

…といっても1人には慣れてた。


当のテニス部は、the 普通。

コートは3面。どうせ怖い3年が占拠する。

後輩は壁当てかなんからしい。

つまらない時間ほど愛嬌のないものは無い。

流れる時間は止まったように、

進むことを知らないカタツムリのように

ゆっくりとゆっくりと流れていった。


『これでテニス部の体験を終わってもらいます。』

『ありがとうございましたぁ!』

ー『ありがとうございましたぁ。』


ありがとうございました。



ー帰りの信号は赤だった。


サッカー部どう?


「楽じゃないよ…ただレギュラーにはなれる筈だ…」

「やおな!あの克己やもんな!」

「あのってなんだよ、あのって。」

咲と克己はよく喋る。

別に嫉妬じゃないが。

でもーー。

「じゃあな、ばいばーい。」

「じゃあねー!」

咲と2人きりになるともっと喋る。


「私…さ…。」


急にどうした?告白か?


「マネージャー…やろうと思うん。」


告白じゃないの?

で、なんの部活?


「き、き、帰宅部…!」


冗談抜かすな。

帰宅部はマネージャーいねぇぞ?


「今年から…なんだって…。」


へ?


「だからっ!今年からあるのっ!」


あぁ、そう。


「反応薄っ!!」


別に?

咲がマネージャーってもなぁ…


「殴るよ?」


……。


「………帰宅部、いいと思うよ?」


そんなこと言われましても。


「えぇー!勧誘だって!気付いてよっっ!」


漫画アニメのニート主人公セオリー部活だぜ?

俺にはピッタだが…咲はいいのか?


今日の直線は長く感じる。

つまらない訳じゃあない。

進みたくないだけだ。


「体験だけ!体験だけでいいから!

ね?ね?たかなっちお願いっ!」


……わぁったよ。


神社に沿って左に曲がる。


坂を登る。


するとそこには家がある。


咲…か。


オレンジが空を支配している。

早い…

咲の言葉に動かされる残念で単純な僕の話。

みなさんこんにちは、

福神漬けです。

順調に2話目を書き終えました。

感想頂きましたね。


【画龍点睛】さん

2回目ですね。

こっちも読んで頂き、嬉しく思ってます。

この話で主人公の名前が出てきました。

えぇ、もちろん故意的です!

いや、故意的ですって!

そうですってえええええ!w

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ