表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

クロとシロのウチュウで

作者: タカヤ モモ

クロとシロは一体なにか、ちょっとだけ考えてみて読んでみて下さい

私が住む所は、クロとシロのウチュウです。


"私"の説明をしましょう。

この私とは、ウチュウにある私を確認したい気持ちを持つ、ホモ・サピエンスのタナベマチコです。

私はウチュウに22年間存在しています。

でも22年間なんて気に留めるような事じゃない、私が一番問題にしたいのは、クロとシロのこのウチュウなんです。

なぜかっていうと…ちょっとウチュウと私の話をします。

私はこのウチュウにいます。

私という人間は、タナベマチコという名前の者になりたくて、今もウチュウでタナベマチコを探しています(探し方は一杯あり、その仕方も様々です)

そして私はこのウチュウのみに存在しているのであって、タナベマチコというモノの中には存在していないんです。

だって、マチコはこのウチュウに存在しているから。

だから本当は、タナベマチコをいくら探しても探しても、ウチュウウチュウ、ウチュウウチュウチュウチュウチュッになるんです。

私はタナベマチコのはず。

そして、タナベマチコはこのウチュウにいるはずなんです。

私はタナベマチコ。

そして、タナベマチコはこのウチュウにいる。

生きることで私はそれを確信しちゃいました。

ここで、今までのタナベマチコを少し話しますね。

タナベマチコは一度だけタナベマチコではない時がありました。

私の名前がない時、それは母のお腹にいた時です。

母のお腹の中はとっても暖かくて、ほの暗い、絶対安心がそこにはありました。

でもいつかは出なくちゃいけない、それは感覚的に、本能でしょうか、分かっていました。

生まれでて、私は母と明確に違う存在になりました。

私はその時すごく不安で悲しくてどうしようもないくらいでした。

声を上げてその気持ちを発散し、世界に訴えました。

「なぜ私はここにいるの!?」

と叫んだつもりです。

母から離れた私は何日かして、マチコ、マチコ、コマネチ!?、マチコと呼ばれるようになっていました。私はタナベマチコになったのです。

私はただ存在しているだけのモノからタナベマチコという者になりました。

私は最初、母から離れたことが不安でした。

実はそれは今もかわらないんです。

毎日不安で不安で…本当は、ですよ。

でもなぜでしょう?こんなに不安を抱えていても、もう片方に夢のような希望も抱えています。

例えばウチュウを思うとウキウキ、ウッキーするように。

この正反対の感情を私は、人まとめにしているから不思議です。

私を切って割って見たら不安と希望が半分半分になって出てくるかもしれませんね。

私は母から生まれました。

しかし今ではもう、母とは違う個別のホモ・サピエンスになってしまったのです!私はある意味母から投げ出され、このウチュウからも投げ出されたのかもしれません。

さて、クロとシロのウチュウってなんでしょう?

今こうして思うことは、母とウチュウがあるおかげに他なりませんが、わたくし、タナベマチコも重要な存在である!と阿久津発掘大発見しました(阿久津に関係はなし)。

つまり、母とウチュウと私が存在の源なわけです。

これは私のクロとシロのウチュウ論です。

だから私以外の何人たりとも動かしたり、止めたり、壊したりできません。

でも私タナベマチコはいずれ死にます。

悲しいね。しかーぁぁし!Butこれを読んでくれたあなたに、残っちゃいます☆忘れてもいいんですよ。大丈夫です。だってあなたはこうして文字を読み存在しているからです。存在しているだけで、私達は本当は充分なんです。でもクロとシロのウチュウではそうはいかんせん!

息が苦しくなったら、ベルトをゆるめ、おもいっきり深呼吸です。

おもいっきり誰かに電話もぐーです!

タナベマチコはそろそろ寿命です。

アナタに会えてよかった!私の大切な人よ、アナタの前途に幸おおいことを祈って!サヨナラ。バイバイ。マタネ。

クロとシロのウチュウのワタシ、タナベマチコはウチュウの裏へ。

クロとシロは苦しく楽しやウチュウに遊べや歌えや騒げや悲しや心の色を感じよ、ホモ・サピエンス!!!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ