未投稿作品が溜まっていく
「小説家になろう」、なれるかな?なんてちょっと夢見ちゃったり、考えたりしたことはこのサイトを見る人ならあると思うんだ。
私もそう、たまにね。
本を?文字を?文章を?まあとにかく読むのは楽しい。というかむしろ文字があったらとりあえず読む。
(活字中毒気味なのは自覚している)
文章と言っても、エッセイ、SF、ファンタジー(昨今ではローファンタジーとハイファンタジーがあるようだ)、評論等々、様々なジャンルがある。
タイトルや文章で目についた順に読んでも良いし、同じ作者の作品をとりあえず全部読んでみても良いし、好みのジャンルだけをひたすら漁っても良いよね。
なろうだったらキーワードで絞ってもいろいろ見つけられる。もちろん別サイトでも。
でも、読んでるだけじゃ物足りなくなるときや、こんな話が読みたいなぁと、何かが涌き出てくるときがたまにある。
そして、"こんな話書けたら良いなぁ"とか、"溜まっている誰にも言えないことをこっそり吐き出したい"
とか思っちゃってブックマーク用のとは別のアカウント作って突然書き始めたり。
ROM専だって祭りを観たら参加したくなるときがあるのさ。
実際、これもそう。ちょっとゲロってしまいたくなった。
そしてふとした瞬間我に返り、とても恥ずかしくなる。ふわふわした散乱的な思考だったものが文字に起こされて現実に現れるその時に。
書き出してしまったことで、それを自分が持っていたことを認めてしまうから。目をそらし続けていた感情、感覚、思考があったことを認めることになるから。
世に出すことでそこにあったことを認めてもらいたいのか、それとも否定されることを望んでいるのか。
そもそも、否定されることすら人に認知されていないとできないのだから。
ずっとわかっていた、知っていた。でも本当にそうだった?自問自答を繰り返すわけだ。あぁ、知らないふりをしたままでいたい。そうしたかった気もする。
認めてしまえばナニカが壊れてしまうことを予感していたので、恐怖し、拒絶していた。
でも、そう考えている時点でもうそれはそこにあってしまったのに。
さらには不特定多数の見るかもしれない人に向けて晒す勇気がないことに気がつく。
なんなら、ありきたりな話だ、テンプレだなぁとか、どこかで読んだ話だなぁと思ったり、実は実体験だったりとかの理由で晒してしまうことに対する羞恥心がわいてくる。
文章から、文体から、普段隠している自分がばれてしまうのではないか?もしかしたら知り合いに見つかってしまうかもしれない。という自意識過剰な恐怖までやって来る。(実際SNSアカウントがそれでばれたことがあるから尚更さ)
ネット上の匿名投稿であるから、よほどじゃなければばれないとはわかっているのに、ねぇ。
あーあ。そして今日も未投稿作品が溜まっていく。
心の奥に飲み込んで隠して、切り離して知らないふりをしたものが。
隠しきれなくて、心からはみ出てしまったものの外部記憶装置かな?
外部保存なんかしたらもっと消えなくなるのにね。