↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
31/41

この戦、勝ち申した

 これ、どうすれば勝てたんだろう。


 1回の奇襲で1発でやられたのかと思ってたけどわりと何回も戦ってるし羽柴方が押し返してる場面もあることがわかった。


 でもそれでも最初に奇襲のワンパンが決まってしまってそのあと取り戻せなかった。


 兵数は中入り隊2万、敵方は本隊・別働隊合わせて1万3800。兵力では勝っていたのに。


 やっぱ一方的に相手の位置を捕捉しているというのは兵力差をひっくり返すほど圧倒的に有利なのね。中入り隊は敵方が追跡していることさえ気づいていなかった。


 ならば間者を放ちまくればいいじゃない、万を超える軍隊を見つけられないなんておかしいと思うけれど敵の位置を正確に捕捉するのはめちゃくちゃたいへんって聞いた。なんJで。


 かつてヨーロッパの騎士の時代では、合戦って敵味方で互いに手紙を交換して戦う場所と時間を事前に決めてたんだって。そんなんデートじゃん。集団デートじゃん。男だらけの壮大な合コンじゃん。

 でね、それは奇襲なんて許さないという騎士道精神なのかと思ってたんだけど、実は場所を決めとかないと互いに相手の軍を発見できずに探し回るだけで終わってしまうんだって。

 探す手間を省くための戦場予約。それだけ敵を見つけるのは難しいってこと。なんJで聞いた。


 桶狭間の戦いでは敵の位置をそれも本陣を一方的に捕捉したから信長は勝った。敵軍とはわかってもそれが誰の部隊だとかは戦ってる最中でもなかなかわからなかったりするらしい。戦が終わったあとで捕虜などから聞いて初めてわかったりすると。なんJで聞いた。


 いったん敵の位置がわかっても移動したらすぐにロストする。刻一刻と変化する位置情報を伝え続けるのは困難。三方ヶ原の戦いでは浜松城を素通りした武田軍を家康は追跡した。後ろから奇襲をかけるつもりが待ち伏せされていて完敗した。一方的に捕捉していたつもりが捕捉されていた。なんJで聞いた。


 カルタゴの天才将軍ハンニバルは追跡してくるローマ軍を湖畔で待ち構えて奇襲。湖へ追い落として壊滅させた。ローマ軍25000人のうち逃亡出来たローマ兵は6000名。4000人が捕虜となり、15000人が戦死。野戦とは思えないほどの戦死率。なんJ民のナンパ戦死率に相当するらしい。実際25000人のなんJ民が渋谷でナンパに挑んだら生きて帰れるのは6000名程度だろう。15000人が戦死し、4000人は逮捕され、生き残ったものでも戦果を得るものはいない。なんJ民が言ってた。


 なんJは意外とよい教訓を与えてくれる。


 つまりはさ、敵が来る場所わかってたら絶対勝てるんじゃないの、この戦? 奇襲するつもりの徳川織田勢を逆に待ち伏せしてればいいのでは? 中入り隊も歴戦の猛者たちだろうし。

 待ち伏せするのがなんJ民じゃないなら絶対勝てる。 



 この戦、勝ち申した。


 よし風呂入ってくる。


 私はいつもの調子でお風呂に入ろうとドアに寄ってノブに触ってしまった。


 あ……。


 て、転生……







 しなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。