海月
ぷかぷかと浮かび
ふわふわと浮かびあがる
それはまるであの日見た雲のようだ
サラサラと流され
セラセラと消えていく
まるであの日遊んだ川のようだ
僕は海月を見たらなぜか懐かしく思う
僕は海月を見たらなぜか切なく思う
僕がおかしいかもしれない。
でも、なぜかそう感じるんだ
人の感じ方なんて人それぞれかもしれない
人の夢なんて形がそれぞれだったかもしれない
目をつぶるそして深呼吸をする
こんな簡単なこといつから僕は出来なくなったのだろうか
あの日、あの時、あの場所は今までみた景色の中で
汚れていて
濁って
美しく
青く透き通った海を
僕は忘れない。
いや、忘れられない。
でも、生きるためには忘れるべきなのかもしれない。