表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕のこと  作者: 斎藤浩介
1/1

プロローグ

―2020年6月某日。


僕はパソコンで『小説家になろう』いう小説投稿サイトで、この文章を打ち込んでいる。

今日から僕は、ここで毎日文章を(つづ)ることにした。

言ってしまえば、日記のようなものだ。

ここが、日記を載せるような場所ではないことは分かっている。

自分の手帳に書けばいいことだし、誰かに見てもらいたいならブログにでもすればいい。

それでも、僕はこの場所を選んだ。

その理由の一つが、僕がこの日記を「物語」にしたかったということだ。


それは、僕が、この世界で少しでも堂々と、前を向いて歩けるようになるまでの物語だ。


僕のことはこれから少しづつ記していこうと思う。

この物語の終わりはいつなのか、それは僕にも分からない。

この文章を読んでくれる人がいるのかも分からない。


もし、今この文章を読んでいる人がいるのならば、あなたはもう僕の人生に触れてしまっている。

あなたはもう、僕に関わった人になってしまったのだ。

これは、僕のわがままに過ぎないが、どうかあなたに、この物語の行き先を見届けてほしい。

これまでの人生で、僕の中に溜め込まれてきた思いたちを受け止めてほしい。

誰にも本当の自分を見せられない僕の話の、聞き手になってほしい。


なんて、少し、わがままを言いすぎてしまったようだ。

気づけば、もう日付が変わるころだ。

明日も早起きをしなければいけないから、今日はこれくらいにしておこう。


ここまで読んでくれてありがとう。

じゃあ、また、明日。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ