表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夢物語1

作者: のろ/NoLo

nemui

 この作品は僕が体験した夢そのものの備忘録である。


 僕が眠りにつくとそこは薄暗い、しかしとても広い場所であった。広いながらもそこには大小さまざまな機械と水槽が並べられており、水槽には蛍光灯のようなものが取り付けられていて青白い光が薄暗闇をかすかに照らしていた。僕は床に寝そべっており、一分ほど体を動かせないでいた。というより操れなかった。誰かが僕の意に反して体をコントロールしていたのだ。

 動かせるようになると僕はまず一番近くにあった機械に近づいた。菌を培養するときに使う簡易的な隔離装置(腕だけ入るくらいの隙間のあるやつ)だろうか。中には何もなかった。次に大きなコイルなきをしている機械に近づいた。その刹那凄まじい電気が僕の体を突き抜けた。走り去った。吸収された。のかもしれない。判断できないほどに一瞬の出来事であった。多分感電しただけだろうが。思いおこせば小学生の時にパソコンを用いた授業の際にパソコンから一筋の静電気が飛んできて、その後周囲にあったパソコンからも僕が席から離れるたびに静電気が飛んできたことがあった。加えてルーターを囲む大きな金属製の箱も置いてあったのだが、そこからも飛んできた。あれが一番痛かった。あの痛みを超えるものを僕はまだ知らない。多分その経験のせいだろうな。いやぁ…痛かった…

 その後水槽に近づいてみた。驚くことに水槽には生物がいた。なんというかカブトガニとアカエイを混ぜたようなよくわからない生物が主だった。これがまた色が汚い。実験用なのは明らかだったが研究者は誰一人としてその場にはいなかった。資料すらなかった。僕はよくわからないのを見た後に別の水槽を見に行った。大きな縦型水槽、わかりやすく言えば旭山動物園のアザラシの水槽に用いられているあのチューブ型である。そこをゴマフアザラシが通っていた。誰がどう見てもゴマフアザラシその人である。人じゃないが。僕もその生物を怪しんだ。でもどこからどう見てもゴマフアザラシなのである。奴は上からきて下に消えていった。いったいどこにつながっていたんだろうか。

 その奥にどんどん進んでいったが、その後はずっとカブトガニとアカエイの交配種か全く優雅ではなく泳いでいるだけだった。ーそしていつの間にかおはようー


この夢を見たのは旭山動物園にチューブ型水槽が導入される前のこと。このアイデアをあの時水槽会社にもっていけばよかった…

neta

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ