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けんと
「たまちゃーん!いっしょに帰ろう!」
「ごめーんねー。きょう行くところがあるんだー」
手をふりふり申し訳なさそうに笑う。
「そーれーよーりーもー、はるちゃんはあおいくんと帰らなくていいの?」
「えっ!!な、なんで」
とたんに顔が真っ赤になる。
「ふっふっふーお姉さんにはすべてがおみとおしなのさー」
「いやぁ、その、えっと。じゃあまた明日」
ふらふらとその場を離れていった。
「こーんなところに呼び出して、わたしをどうするつもりなのかなーだんまりさーん」
「・・・」
場所は学校の近くの公園。巨大な男と小さな女の子が向き合っていた。




