9話
こいつ本当にCランク冒険者か・・・
やっぱりお決まりの展開でした
「ギィー」
タバサはすぐに振り返る
そこには口をあけ禍々しい牙そしたロックゴブリンが
タバサに飛びかかってきた
さすがは冒険者。即座に反応しバックステップでかわす
喰いそこなったロックゴブリンはコチラを睨んでくる
「喰いそびれたか… でも喰いごたえのありそうな女だ・・・グフグフグフ
まずは手足をもぎってそこから・・・」
「あいつお前の事食べる気でいるぞ」
ユウの言葉にロックゴブリンが反応する。
「下級ゴブリンが何故ここにいる?」
「下級ゴブリン?」
「お前に決まってるだろ!バラン様のおかげで生かしてもらってる身分で
まさかこの女を・・・おまえこの女を逃がしたな!?」
「バランって誰だ?」
「バラン様だ!ボスの事も忘れるとは・・・
所詮は下級ゴブリンだな。まぁいい早くそこにいる女をよこせ。
少しぐらいお前にも味合わせてやるからさ…ギヒィヒィヒィ」
ロックゴブリンは醜悪な笑みを浮かべる。
「最近捕まえた人間は男ばっかりだったからな
臭いしマズイ・・・それに比べてこの女は最高級品だ。
ボスがわざわざ我慢するほどにな・・・」
「臭いのはお前らだろ」
ユウはロックゴブリンに飛びかかるが
サッと横にかわされる。
「下級が俺様にたてつくのか
つくづく中身まで下級だな。」
グギャッッ!
ロックゴブリンの牙が
ユウの肩を掠め肉を喰いちぎる。
クチャクチャクチャ・・・ペッ・・・
「糞マズイな…やっぱ下級なんて喰えたもんじゃねぇ」
ドンッ!
「俺様に石なんて聞くわけないだろ女が・・・」
タバサは咄嗟に大きめの石でロックゴブリンの頭を強打したが
びくともしなかった。
「剣さえあれば…」
「仲間が集まる前に女から処理するか…」
ロックゴブリンはタバサに飛びかかる。
タバサは横に飛びかわすが
キャッ!
バランスを崩しよろけてしまう
「女だ・・・女の肉だ・・・」
ロックゴブリンが勢いよく飛びかかる
タバサが態勢をもちなおそうとするが
それよりも先にゴブリンの牙がタバサの腕にささる。
「クッ…ユウ今のうちにあなただけでも逃げて・・・早く!」
目の前でタバサが喰われようとしてる。
このまま逃げていいのか?
短い間だがあいつは俺の見た目を気にせず良くしてくれた。
くっ・・・今までなら何も思わなかっただろう
でも今は・・・
俺は右手に力を籠め
ドンッ…
ロックゴブリンの頭部のみが地面に落ちる
一瞬の出来事だった。
ユウの手刀がロックゴブリンの首を刈り取った
あまりの速さにタバサも何が起こったか分からず気づいたら
ロックゴブリンの頭部が地面に転がっていた。
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