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良いこと、全てを魔法少女、魔法少年に

「良いことを思いついた!」

 必死にもがき苦しむ執筆中の谷子に、本の神様が天界から暗雲を切り裂き舞い降りる。

「ハリーポッタータにしてしまおう。」

 一言でいうと、全てのキャラクターを魔法少女、魔法少年にして、各ジャンルを統合する。「Integration=統合」である。

「これで全ての問題が解決するはず。」

 今まで各ジャンルに阻まれていた統合。それを全キャラクターを魔法少女、魔法少年にすることで統合しようというのだ。これまでの統合は現実世界に異世界ファンタジーの騎士がいた。明らかに無理があった。

「異世界ファンタジーの騎士も、魔法少年に統一してしまえば、魔法の剣で逃げ切れる。異世界ファンタジーの特殊能力も、魔法にしてしまおう。エヘッ。」

 狂った科学者ならぬ、マッドノベリストの谷子先生の誕生である。

「怖い! 我が才能ながら怖過ぎる! ワッハッハー! イタッ!? 笑いすぎてあごが外れる。」

 まさに谷子は壊れた科学者状態である。

「キャラクター設定はできたから、次は舞台設定を考えなくっちゃ。どうしよう?」

 ハリーポッタータには、ホグワーツという魔法学校がある。その世界に行くのも駅の4分の3ホームとかがあったはず、壁にぶつかりながら侵入する。

「よし! 全て変えてしまおう。渋谷を魔法都市渋谷。渋谷高校を魔法学校渋谷高校。駅の改札を下りれば、魔法都市渋谷にやって来れる。プライスレス! もちろん無料。電車も魔法電車に変えてしまおう。魔法電車JRR山手線。うん、完璧。」

 恐ろしい。全ての頭に魔法という文字を書くだけで、新世界、ニューワールドのイメージが広がっていく。

「怖い! 怖いぞ! 怖過ぎる! 我の才能が怖過ぎる! ワッハッハー! イタッ!? 今度は腰が!?」

 笑いすぎて運動神経の無い谷子は腰を痛めた。そういえば昔、書く気が起こらない時、作家さんと編集さんというくだらないコントを書いた。それが生きている。

「例えば、夢の国ディズニーランドドに入場するのは約1万円。お金持ちの子供しか入ることが出来ないお金持ちのための夢の国。魔法都市渋谷なら、プライスレス! 無料なのでお父さんとお母さんの財布にも優しく、良い子のみんなも笑顔になれる。」

 やっぱりタダが好き。

「夢の国ディズニーランドドは、ミッキーマウスス、ドナルドダックク、ダッフィーフィがいる。魔法都市渋谷にも、厚底ギャル、ガングロ山姥ギャル、美白ギャルがいる。見るのは、プライスレス!」

 キャラクター負けはしないね。

「現在は、魔法都市渋谷も普通のギャルがいない。デリヘルギャルばかりだ。不景気で若者の正社員の就職先がない。男もハロウィンで暴動や痴漢するヤンキーばかり。百貨店で働いたくらいのアルバイトでは生きていけない。魔法渋谷区役所に生活保護をもらいに行ったら、ギャルの若い体を売らなくていいのに。日本各地は歌舞伎町になりつつある。」

 ネットの例え、お父さんとお母さんと小学生の子供1人で、生活保護は年収280万円らしい。税金免除や医療費免除、都営住宅にも住めるだろう。これは一般の会社で360万円の収入が保険年金を引かれた手取り額と同じらしい。若い子は引きこもって働かないはずだ。

「あの方、悪役ボルデモードドも、悪い魔法少女にしてしまおう。魔法対決から、平凡な日常まで、ノープロブレム!」

 これで魔法新宿、魔法東京駅、魔法東京タワー、魔法六本木ヒルズは使用はOKだろう。この作品はフィクションであり、現実の物とは関係ないを入れておこう。それでも魔法機動戦士ガンダム、魔法ワンピース、とか創作ものは、さすがにダメだろう。もちろん魔法ハリーポッターも。


 つづく。

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