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書籍化の打診が来ています -出版までの遠い道のり-  作者: ダイスケ
その他の章:いろいろとおまけ

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48話:コミカライズの打診が来ています(前編)

異世界コンサル株式会社がコミカライズすることになりました

ある日、幻冬○の編集者から電話がありました。


「ダイスケさん、異世界コンサルにコミカライズの話がきているのですが」


「はい?」


耳を疑いました。最近、なろう書籍からコミカライズする件数が増えてはいます。

(この方向性については、以前の予測が当たったと自負しています)


ですが、異世界コンサルはどちらかと言えば「漫画映えしにくい」内容であると自覚していたからです。


「進めても宜しいでしょうか?」


自失する自分に受話器の向こうから編集者が言葉を続けます。


「はあ・・・よろしくお願いします」


とだけ、気のない返事、と表現するほかない気の抜けた返答だけをして、私は電話を切りました。

書籍化の打診以上に、何とも現実感がなかったからです。


一般に、なろうデビュー者の描く夢の虹は、

○なろう日間1位!→書籍化!!→漫画化!!!→アニメ化!!!!

というコースを辿ります。


ああ、今は文芸系のコースもありますね。

○書籍化→実写映画化!という「君すい」コースです。


ですが異世界コンサルは、そのどちらにも属さないであろうな、と書いたときからわかっていました。

もし異世界コンサルの先に夢の虹コースがあるとしたら、

○書籍化→大学講義や企業研修で採用→ロングセラー!という方向でしょう。


ですが、漫画化の道がある、というのです。


「漫画ねえ・・・」


私は何とも低いテンションで、通話の切れたスマホの画面をしばらく見つめていました。


◇ ◇ ◇ ◇


私の認識が変わったのは、声をかけてくれた企業が幻冬○でない、と知ったときです。


(あれ、何か思っていたのと違うことが起きているぞ?)と。


というのも、メディアミックス戦略の一環として自社で契約したコンテンツを使用するのと、他社のコンテンツを使用するのは依然として高い壁があるわけで、そこを乗り越えて、ということですから、異世界コンサルに何らかの魅力を発案者が見出してくれたことを意味するからです。


「それで、相手はK△D○K△W△さんなんです」


「え、あの天下のK△D○K△W△さんですか?」


言うまでもなく、メディアミックス世界ではトップを走るトップ出版社です。


「しかも雑誌に載ります」


「雑誌!web漫画でなく紙媒体ですか!」


さすがK△D○K△W△です。太っ腹です。地力が違います。


とはいえ、企画というのは無数に立ち上がり、そして理由なく消え去って行くものです。

世間はそこまで甘くないことは知っています。


(まあ、ほどほどに期待しよう)


という程度の認識で日々を数ヶ月送り、ほとんど忘れた頃に先方の編集の方に呼び出されることになりました。


「一度お会いしましょう」というのです。

短くて済みません。後編は今書いているので、近日中にアップします

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