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書籍化の打診が来ています -出版までの遠い道のり-  作者: ダイスケ
5章:出版社の得意なことを知ろう

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29話:「営業の体制はどうなんでしょう?」

【文章を読む上での注意】

あくまで「お話として」お楽しみください。

私が自社サイトの効果に疑問を持ったことが意外だったのでしょうか。

編集の方は「確かに効果は少ないかもしれません」と認められました。


私も別に責めるためでなく、事実を知りたかったので議論を先に続けます。


「やはり表紙が勝負になりますね。本屋で通りがかった人が思わず買いたくなる。そうした表紙絵、タイトル、装丁、帯さえ良ければ、本は売れます」と、編集の方は強調されました。


TVCMなどの大きな宣伝広告がない以上、ほとんどの書籍は本屋の店頭で本棚に並べられてからの、文字通り横並びのヨーイドンで視線の獲得競争が始まるのだから、そこで勝てばいい!という考え方です。


一理あります。自分も新聞の書評などは読みますが、やはり店頭で表紙や中身を吟味して購入するタイプです。そうした購買行動が一般的なら、表紙と装丁と帯で勝負すれば、少なくとも中身の勝負に持っていけるでしょう。


実際にどんな装丁にするか、という議論については、帯に小太り投資家のコメントを入れる、というのがあった他は、そもそも先方にビジネス書の知識があまりないことと、私の方でライトノベルの知識がなかったのであまり深まりませんでした。


この点については、私の反省事項です。次回までに、ライトノベルの棚を覗いて回って研究しなければならない、と思いました。


物流・販売というのは出版社の営業力が勝負になります。その営業力とは、全国各地の本屋に自社の冊子を置く棚をどれだけ確保しているか、ですね。大変にわかりやすい指標です。

私にはビール会社で営業をしている友人がいますので、限られた棚の獲得競争の熾烈さ、は容易く想像できました。


「そのあたり、御社はどうなんでしょう?規模という点では大手さんと比較すると厳しいのではないでしょうか」

・・・文字にすると我ながら随分と酷いことを言っていますね。ただ、事実確認として本を出すだけでなく売ってもらおうと思えば、組む相手の営業力の確認は絶対に必要です。


どれだけ良いものを書いたとしても、営業さんの力がなければ末端のお客さんにまで本を届かせるのは難しいからです。

(何かデータがあれば良かったのですが、当時の私は正面から聞く他に方策を思いつきませんでした。)


「ライトノベルについては、アニメイトさんや、メロンブックスさん・・・etcーーー全く馴染みのない業界なので店舗チェーン名が聞き取れませんでしたーーーについては、カバーしていると思います」


と編集の方の態度は自信ありげでした。

明日も12:00と18:00に更新します。

書籍の購入報告・感想、大変ありがたく全て目を通させていただいております。

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