表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍化の打診が来ています -出版までの遠い道のり-  作者: ダイスケ
4章:出版の戦略を立てよう

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/48

23話: 本の仕様を定めよう

【文章を読む上での注意】

1.聞き取った情報は私の主観で構成されています。事実かどうかは保証できません。

2.実在の出版社や編集者から取材した内容に基づいてはおりますが、相手方のプライバシー保護及び信義則のため、話の内容や順番、インタビュー対象者などは私の主観で大きく編集した上で再構成したものです。

3.要するに「眉にツバをつけた上で」胡散臭い目をしつつ「読み物として」読んで下さい。「これが事実だ!」などと本気でとらないようお願いします

いざ、自分で出版戦略を考えてみよう。


そう考えたところで、業界の素人である自分には、そもそも考えるための手がかりがありません。


そこで、最初に本の仮仕様を定めることにしました。


考えるべき要素が多すぎて思考の方向性が定まらない時は、そうしてアンカーとなる点を、えいやと決めてしまうと全体像がスッキリすることがあります。


まずは本という製品の姿をハッキリさせることで、それに続く戦略を整理する手がかりにしようと考えたのです。


「もしビジネス書で出すとしたら、どういう本になるんでしょう?内容はおいておくとして、大きさとか重さとか・・・」


本の内容については、ビジネス書に関しては自分の方がハッキリとイメージできている自信はありました。

ですから、それ以外の要素について専門家の知識を借りようと考えました。


「大きさはヨンロクバンがいいでしょうね。絵が大きくなりますから」


四六判、という言葉はその時初めて聞きましたが、要するに大きいサイズのことだというのはわかりました。


「絵が大きいというのは重要なんでしょうか?」


ビジネス書の世界で言うと、ほとんどの本が大きくて重いものです。

特にファイナンス系の最新の訳書は分厚く重く、持ち歩くのに苦しめられた思い出があります。


私が三枝三部作を評価するのは、その内容の密度もさることながら、文庫本である、ということも関係していました。

文庫サイズであれば鞄に入れて隙間時間に読むことができたからです。


「冊子が大きくなると値段が高くなりませんか?そうすると部数が出にくくなるのでは・・・」


本の売り場に行くと「シリーズ◯十万部達成!」などという帯の本が目につきます。

何となく出版業界におけるTV視聴率のようなもので、重要視される要素だという意識がありました。


そうした懸念を、編集の方は次の言葉で否定しました。


「Web小説の読者は表紙の絵のためにお金を出すんです。Webで内容は知っていても、表紙の絵を手元で保存したいんです。それなら、絵は大きい方がいいでしょう?」


表紙絵のために本を買う。これは私にはなかった視点です。思わず膝をうちました。

書籍は昨日発売されました!感想・購入報告ありがとうございます!

本屋さんによってはラノベや文芸の棚に置かれていることもあります。


活動報告に幾つかの注意とお願いを書きました。


本日も18:00に更新します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ