2
貰った蜂蜜とモレンをコルルカバンにいれて、シャイナをどうやって連れて帰ろうか考えてるとリュイさんから蔓で編まれた小さいカゴを渡された。
蓋を開けて中を見てみるとこれまた小さい真ん中が少しへこんだクッションが入ってる。
「魔獣とはいえまだ雛だから手でずっと持っているとすぐに弱ってしまうわ。
これ私の趣味で作ったのもなんだけど貰ってくれない?
まだまだたくさんあるから使ってくれると嬉しいわ。」
「ありがとうございます!
実はどうやって連れて帰ろうか考えていたのでこれで安心して連れて帰れます!」
勢いよく頭を下げたらリュイさんはそれは良かったわっと朗らかに微笑んだ。
早速シャイナを中にいれてあげると少し動き回ったあと真ん中でちょこんと座り微睡みはじめ眠ってしまった。
それからまた飲み物を貰い家事のコツや買い物するとき何処のお店が何が安いかを教えてもらったりして雑談をしたあと完全に暗くなる前にお暇した。
帰り道はライルに乗せてもらい体に固定しているがシャイナが入ったカゴを落とさないように注意して走ってもらった。
牧場に着けばもう真っ暗で家の前で私を下ろすとライルはスノウと一緒に牧場の見回りに行ってしまった。
結界が張ってあるとはいえ心配らしい。
…捜索の範囲をもっと広くできるように練習しよう
最近はスノウとライルに頼りっきりになって最近はほとんど使ってないし…。
少し気落ちしながら牧場内を捜索で確認する。
…南側をライルが北側にスノウがいる。
動物小屋にはそれぞれちゃんとモモたちがいる
…あれ? ココ達がいる鳥小屋に知らない弱々しい気配がある。
…この牧場には結界がドーム状の張ってあるから私が許可しなければ入れないはず。
…おかしい。気になるから確認しに行こう
光魔法のライトを点けて警戒しながらココ達の鳥小屋に向かう。
中に入る前に自分自身に結界を張り護身用に作っていた鞭をカバンから取り出し握る。
そっと小屋の扉を開けて中を覗くと私に気付いたココとトトが寝床から顔をあげてこちらを見る。
ライトの明るさを下げてゆっくりと気配と足音を殺して弱々しい気配のもとに向かう。
ココとトトに挟まれて温められてる小さくガリガリに痩せた黒い仔猫がいた。
あまりの小ささに驚きなぜ此処に仔猫いる事にも疑問を覚える。
鑑定
種族:フォレストキャット(亜種)
名前:無し
性別:♀
Lev:15
状態:衰弱
スキル:気配遮断 隠密 捜索 隠蔽 シャドークロー ウィンドカッター
やっぱりただの仔猫じゃなかった…。
なんで魔獣が結界の中に入れたんだろう?
どこかに穴があったのかな?
それなら急いで確認しないといけないしこの結界を張ってくれたエルメスさんとアレンさんに手紙を書こう。
そっと子猫を持ち上げて素早くタオルに包む。
ココ達を軽く撫でて早足に小屋から家に戻る。
ライルとスノウが子供の時に使っていた籠の中に回復魔法を掛けてから洗浄魔法を施した子猫を寝かせて籠事結界で包み様子見を見る。
シャイアが入った籠は机の上に置いた。
少しすると見回りをしていたライルとスノウも戻ってきた。
ドアを開けて入れてあげると何時ものように両足を拭いてあげる。
ライル達は私にそれぞれスリよった後に子猫が入ってる籠を囲むように伏せて此方を一瞥したあと目を閉じてしまった。
二匹の頭をそれぞれ撫でて一度自室に着替えを取りに行ってからお風呂には入り歯磨き等を済ませてから自室に戻り日課の日記を書いてから眠りについた




