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冬支度


 モゾモゾと布団のなかで寝返りをうち


 「おはよう、ライル、スノウ。」


 一緒に寝ていたライルとスノウに挨拶して布団から出て素早く着替える。

 もう一月したら三日間雨が降り続けて冬が来る。

 その前にルル達のご飯を確保しておかなきゃ!

 牧草は少しずつ乾燥させたのと夏にたくさん収穫して食べきれなかったトウモロコシを乾燥させて粉のにしたのもあるから大丈夫かな?

 今日の午前中はいつも通りルル達の世話と畑の世話をした後に牧草を一月分残してすべて刈り取って乾燥まで終わらせたいな。

時間があれば薬草畑の様子も見なて収穫できるものは収穫して乾燥させないとね。

 

 うん、今日も忙しくなりそう。


 一階に降りてから洗面所で顔を洗い歯もみがき自家製の化粧水を使う。

 

 うーん、やっぱり十代の肌は若いな…。


 早寝早起きの生活をしてるせいか肌はツルツルモチモチだけど二十代からお肌の曲がり角って言われるくらいだし、今のうちからのスキンケアは大事だよね。


 朝食を食べていると外からトタタントタタンと音がした。

急いで残りを食べて窓から外を見ると、空は黒く分厚い雲に覆われシトシトと雨が降っていた。


 いつもより肌寒いと思ったら雨かぁ…。

 仕方ない、今日は牧草刈りと干すのは諦めて別の事をしようかな。

 確か夏にライルが狩ってきた魔獣の皮を使って作った雨ガッパがあったはずだからそれを着ていこう。


 食器を片付けて部屋に戻りクローゼットの中から件の雨ガッパを取り出して着る。


 「ライル、スノウ。

ルル達の所に行くけど一緒に行く?」


 暖炉の前に置いてあるクッションの上で仲良く寝そべっている二匹に聞いてみるも片目だけでこっちを見て直ぐに閉じてしまった。


 どうやら濡れるのが嫌らしい。


 「わかった。

いつもお疲れ様。

 今日は森には行かないからゆっくりしてて。」


 二匹の頭を撫でてからカッパのフードを被り外に出る。

 少しぬかるみはじめた道を早足で行きルル達がいる小屋にはいる。

 湿気で湿り気をおびている寝床用の藁を新しいのと交換し、餌箱と水入れをクリーンの魔法で綺麗にしてから新鮮な餌と水にする。

 ルルとネネにもクリーンの魔法をかけて綺麗にしてから丁寧に毛をブラッシングする。

ブラッシングが終わればルルからお乳を絞り、ネネからは延びすぎた毛を刈り回収して二匹に異常がないか確認する。


 うん、今日も元気だ。

見たところ目立った怪我もないみたいだし。

ただ、雨で外に出れないのが少し不満みたい。


 使った道具を片付けて、ルルとネネの頭を撫でてから隣にあるココとトトの小屋に向かう。

 ココでも小屋全体にクリーンの魔法をかけてから寝床の藁と水を交換し、新しい餌を入れる。


 あ、今日は卵が五個ある。

 お昼に玉子焼き作ろう♪

 ココとトトの卵は美味しいから毎日食べられて幸せだ…!


 いそいそと卵を回収してココとトトの様子を見る。

 二匹とも元気に小屋の中を走り回ってる。


 こっちも問題ないかな。


 近づきてきたココとトトを交互に抱き上げてから小屋を出て畑に向かう。


 畑には秋になってから植えた野菜がたくさん実っていた。

その中から食べ頃のをいくつか収穫しマジックバックにしまい、隣接している薬草畑も見る。


 あ、この葉っぱ見たことないな。

鑑定してみよう。


 ・スノーホワイトアップルの芽

 雪が降る寒い地域でしか実らない非常に珍しく食べても美味しいリンゴ

 高さ一メートルくらいまで成長すると実をつけはじめる。

最終的には高さ二メートルまで成長する。


 エリクサーの材料の一つ


 …なんで植えた覚えのない植物の芽が此処に出てるの?

てか、エリクサーって伝説級の薬だよね!?

最後の説明文はいらなかったよ…。


 がっくりと項垂れながらスノーホワイトアップルの根を傷つけないよいに慎重に回りの土ごと掘り返し今作った即席のプランターに移しす。

 他に変異したり病気になってたりするのがないかしっかり確認からプランターを持って家に入る。

プランターを玄関に置き、その場でカッパを脱いで用意していたハンガーにかけて吊るす。

 ブーツからスリッパに履き替え、真っ直ぐに洗面所に向かい石鹸でしっかり手を洗いうがいをしてすっかり冷めてしまった体を温めるべくキッチンに入る。

 絞ったばかりのミルクをミルク鍋に入れて火にかける。

沸々と気泡が出てきたら火を止めてマグに移し、ハチミツを少し加えて出来たホットミルクを持ってそっとライルに寄り掛かる。

 熱々のホットミルクに息を吹き掛けて火傷をしないように少しずつ飲む。


 はぁ…。温かい。


 ゆっくりと時間をかけて飲み終わるとお腹がポカポカしてそれと同時にきゅうとお腹がなった。

 時計を見ると針は12時を指しており通りでお腹がなるわけだ。

 ライルの頭を撫でてから再びキッチンに戻り出しっぱなしのミルク鍋とマグを洗い水切りカゴに置きフライパンを取り出す。

 冷蔵庫からキャベツとニンジン、ピーマン、玉ねぎを取り出しキャベツとピーマンはざく切り、ニンジンは短冊切りにし玉ねぎは半分だけ串切りにしてフライパンで炒めた後に薄切りのあばれバイソンの肉を投入する。

火が通ったら胡椒と塩で味を整えて皿に移せばあばれバイソンの野菜炒めの完成。

 フライパンを手早く洗い水気を飛ばすため火にかける。

 水気が飛んだら油を少したらしフライパンを円を描くように回して馴染ませ、そこに先程って来た卵を出汁と一緒に溶いた、溶き卵を数回に分けて入れながら菜箸で破けないように卵を少しずつ手前にひっくり返していく。

 形はオムレツに似ているが一先ずだし巻き玉子が完成。

後は昨夜作って余ったジャガイモと大根の味噌汁を暖めなおしたものとマジックバックに収納していたご飯をだしてそれぞれの器に盛り付ける。


 いただきます。


 味噌汁を飲んでからあばれバイソンの野菜炒め、ご飯、だし巻き玉子の順で食べていく。


 んー、ちょっと塩を入れすぎたかな?

ちょっとしょっぱい…。

でも、だし巻き玉子は上手くいった!

いい感じに出汁がきいて美味しい!


 もくもくと食事を続けて程々にお腹がいっぱいになった。


 ごちそうさまでした。


 空になった食器を洗い水切りカゴに入れる。


 さて、雨はまだあがりそうにないし午後からは頼まれた化粧水とかを作ろうかな。


 リビングを通り過ぎて調合室に入る。

 材料を引き出しから取り出し無心に作っていく。

 気が付けば化粧水は200本に乳液200本、ボディークリーム50本にハンドクリーム50個出来ていた。


 うーん。ちょっと作りすぎたかな?

でも、ハンドクリームもボディークリームも乾燥肌の私には必要なものだから仕方ないよね!


 一人で納得しながらすべてコルルカバンにしまう。


 明日は出掛けなきゃいけないから早く寝よう。

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