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遭遇しました。

久々の投稿です。

さて、魔獣達の世話をしながら回復薬等を作っていたら倉庫にしまう場所がなくなったので、コルルカバンに作りすぎた回復薬等を詰め込み机の上で地図を広げた。此処から近い町は…水の町アクアか。

へぇ…近くにある大きな運河から水が流れてきて、町の中を迷路みたいに水路が張り巡らされて別名水のダンジョンって呼ばれてるんだ。

運河から船を使って様々な物資や魔獣等が運ばれて来てるから少なくなってきた調味とか色々な物が買えそうだな。

けど、その前に冒険者ギルドに寄らなきゃ!ギルドに行って登録すればギルドカードが身分証明書代わりになるし依頼も請けられる。

此れは手紙にも書いてあったから確実にしたほうが良いのだろう。

早速コルルカバンを肩に掛けて出かける準備をする。

家の鍵をかけて外に出ると直ぐにライルとスノウが駆け寄ってきた。

町に行くのだから作っておいた首輪を二匹に着ける。

ライルは赤色の首輪、スノウは青色の首輪だ。

ルル達に軽く声をかけてからライルに跨がり徒歩で約三時間掛かる町に向かった。森の中をライルに跨がり駆けていると、前方から悲鳴が聞こえてきた。

面倒事の予感がしたが無視して行くわけにもライルとスノウに悲鳴が聞こえてきた方に向かってくれるように指示を出す。

先に進むと森が開けた場所で一台の馬車がウルフの群れに襲われていた。

冒険者のような格好をした人が四人いるが苦戦している。

しかも四人中一人は重症で二人は軽傷、残りの一人は腕の傷を庇いながら剣を必死に振るっている。


此れは不味い!


「ライル!このまま馬車の所まで突っ込んで!!

スノウは周りのウルフを散らして!!」


ライルは私を乗せたまま馬車の所までウルフを蹴散らしながら突っ込み馬車の近くで止まる。

即座にコルルカバンから結界石を取り出し馬車を中心に半径五メートルのドーム型結界を張る。

スノウとライル以外のウルフ達は全て結界の外に押しやられた。


「大丈夫ですか!?

直ぐに回復薬を使いますから!」


突然現れた私達に彼等は戸惑っていたが構わず重傷の男性に近づき回復薬を飲ませる。

そっと彼を寝かせ安静にさせる。

「嬢ちゃん、あんた何者だ?

いきなり、木々の間からウルフに乗って現れたが。」


結界を張るまで剣を振るっていた人だ。

少し警戒しながら此方に近づいてくる。


「ただの通りすがりです。」


「いやいや!ウルフを二匹連れた幼子なんて見たことがないわよ!!」


事実を言っただけに即座に金髪美人さん否定された解せぬ!

けれど、この人達も怪我を負っている。

早く治さないと化膿しちゃう!

コルルカバンから回復薬を人数分取り出し彼らに渡す。


「一先ず質問は怪我を癒してからにして下さい。」


「…確かに貴女の言うとおりね。

回復薬は前の戦闘で切れてしまっていたの。

有り難く頂くわ。」


警戒しながらももう一人の此方は赤髪の美人さんが回復薬を受け取ってくれた。

その事にほっとしているといつの間にやら結界の外に出てウルフの群れを蹴散らしたらしい二匹が戻ってきていた。

二匹に気付いた三人が警戒するが構わずに名前を呼ぶ。


「ライル、スノウ!

ありがとうウルフ達を散らしてくれて。」


近寄ってきた二匹を優しく撫でていると赤髪の美人さんに話しかけられた。


「…そのウルフ達は随分貴女になついてるのね。」


「はい。私の大切な家族ですから!」


笑みを浮かべながら答えると困ったような顔をされた。

何かを悪いことを言っただろうか?首を傾げた私に今度は金髪の美人さんが話し掛けてくる。


「ウルフ達を家族って言ったけど貴女は何者なの?

普通人に懐かないわ。」


「そうなんですか?

この子達は元々傷付いて衰弱しているところを保護したんです。

それからずっと一緒に居ます。」


少し違うが本当の事しか言っていない。

美人さん達は納得しないような顔をしながらも引き下がってくれた。

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