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東方便利屋 Diablo del rebelion  作者: 黒翼天使
一章便利屋として
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第七話炎魔イフリート

今夜は遅いということで神社内に泊めさせてもらった。何やら幻想郷ここでは神が見えるらしく二人の神の了解も経て守矢神社に居る。そこで簡単な自己紹介を済まして夕ご飯を取る。お手本的な日本食だった。魚にご飯に味噌汁、そして梅干し。それを見てレオンは感動を覚える。夢にまでとは思ったことはないが食べてみたいとはおもったことはいくつかある。


「旨そうだ。いつかは食べたかったんだよな」

「ちょっと待ってください」


大華に止められる。食おうとした矢先に止められて不機嫌な顔をする。そんなことを気にも留めずに続ける。


「食べる前にいただきますですよ、ほら真似してください」

「イタダキマス・・?」


変な形になり笑われてしまう。真似しろと言った本人も笑っている。


「もういいだろ、食うぞ」


がっつく。旨いただただそれだけだった。そう言うならば感無量といったところだろうか。


「旨いな、いやパスタにもおとらねぇ程の旨さだ」

「はっはっは、早苗の料理がそんなに旨いか。あれだな、早苗と夫婦めおとにならんか?」


しめ縄を背負ってるとでも言うのかともかくそんな風貌の女性が冗談ジョークを言う。レオンは思わず吹く。


「HAHAHA!!Poorだめだな performanceぜんぜん indeedだめだ.まぁあと三年したらホットな奴になると思うけどな」


軽く流す。酒を飲める歳ではないがここでは飲んでもよいらしく酒が入り少し陽気な気分になっている。

それに取って代わり早苗は顔を赤くしている。冗談が通じないタイプなんだろうか。そんなことがありながらもすべてを食し満腹になる。


「いい食いっぷりだったね」


カエル顔の帽子を被った少女、聞いた話によるともう一人の神らしい。聞いたときは信じられなかったが近くに居てみると何か人間にはない凄みがあった。あのしめ縄をしているやつも神らしいがそれと同じ雰囲気を持っている。


「まぁ旨かったからな」

「そういえばあんたどこから来たの?外来人だよね」

「まぁ、アメリカからなニューヨークの郊外からいつの間にか幻想郷ここにいた。しかもここが日本ときた笑えるだろ?」

「あんたの原因スキマ妖怪のせいかもね。ただの幻想入りじゃないもん」


スキマ妖怪?妖怪の種類か聞いてみると。妖怪の神との返答が帰ってきた。


「なるほどね、どうやら俺はそいつに会わなきゃいけないってか」

「まぁそうなるかもね」

「っち、メンドクせぇな」


毒づく、と爆発音が鳴り響くピアノケースを持ち表へ出ると炎を纏ったケンタウロスに形状が似た悪魔が居た。手に何やら天狗を持っている。


「LION・・・」

「なんだ?俺に様か?」


レオンの目の前に天狗を投げつける。その天狗は知っていた、椛だ。


「・・・成る程。おいそれはお前を殺していいってことだよな?」

「殺せると思っているのか?我、イフリートは1200年生きているのだ」

「早苗、こいつを頼む。俺はこいつの相手をやる」


頷き気絶している椛を一人ではきついのか大華と協力し抱き上げる。だがそれを阻止するのか燃えたぎっている大剣を振り上げそれを突き刺そうとするがそれを持っている剣で防ぐ。


「そんな矮小な剣で止めれると思うか!」

「止めれるさ。そっちもちゃんと踏ん張れよ!」


大剣を弾きその巨大な図体に蹴りを入れるが炎の鎧が邪魔をする。


「無駄だこの炎の鎧がある限り我に勝てん!久しぶりの人間界だ、まぁここはそこの隔離されたところらしいが」

「面倒な野郎だ」


ちまちまとダメージを与えていては埒が明かない。苦戦を強いられるがそこで助けが入る。


「迷える風たちを彼のものを守なさい、はっ!」


強烈な風がイフリートを覆う。しかし足止め程度にしかならないがそれでも十分だ。一気にダメージを与えられる。


「私たちも手伝うよ!」

「行け!手長足長!」


御柱が次々とイフリートに当たり追撃に巨大な手足が襲う。周りに張っていたバリアも解除されている。


「終わりだ」


解除されたのを見て剣で一閃する。派手に血飛沫がでて剣を地に突き立て膝を着く。それでも尚息があった。まだ致命傷にはなっていないようだ。


「案外頑丈だな、まぁ並みの悪魔じゃねぇな。大悪魔って言った所か」

「ここは一旦引く、逆賊の息子よ。覚えておれ・・・」


炎に身を変え天高く舞いどこかへ去る。少々境内が荒れたものの目立った被害もなく撃退できたことは不幸中の幸いだった。


「なんとかなりましたね。あなたが居なければどうなっていたか」

「いや、あんたら三人でも十分だったなあれぐらいなら。まぁこれであいつの約束を果たしたはずだ」


あの文との約束であるかもしれないのを果たして満足する。


「いやはやあんた強いなぁ。腕っぷしもいいなんてねますますいいんじゃないかぁー?」

「やめなよ神奈子、早苗にはまだ早いって」


聞こえてないふりをしてその場をやり過ごす。面倒事はごめんだ。事態も収拾したので風呂に入り寝ることにした。なにか間違われるのもいやなので風呂は一番後に入り、寝るのも違う部屋にした。大華に誘われたもののそんなものはこっちからお断りだ。

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