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樹当千  作者: 千葉
19/68

十九話 魔法都市

ついにPV18,000を超えました!!


目指せ!!PV19,000!


俺達は(時計をもってないので分からないがおそらく)朝十時ごろにレイドに着いた。

「魔法都市とはきいていたがまさかここまでとは」

地上には百メートル近いドーム上の建物がいくつも並んでいてその脇にはたくさんの塔がある。更に上空にはたくさんの小型の魔獣が行き来している。

「あれは魔法使いがよく利用する連絡用魔獣でな、なにしろこの広さだから常に飛び回っているというわけだ。」

「あのドーム型のは?」

「あれは一つ一つが研究用の実験棟だ。もちろん私達が行く植物園もあの中の一つだ。」

「ユレイア様失礼ながらどれが植物園なのですか?」

「・・・・・・あれだ!」

「ぜったい適当に言ったろ!」

このままじゃ見つけるのにどれくらいかかるのだろうか?なにしろドームの見た目はすべて同じでここの連中はどこにあるかと聞いても、

「そんなことを教える暇があるなら、僕はこんなに急いでない!」

「私には代わりがいるから」

「そんなことより、こいつを見てどう思う?」

こいつら・・すごく・・・役立たずです。



「こうなりゃ、二手に別れて捜索だな」

「普通三つに分かれないか?」「いい案だなイツキ!さっそくじゃんけんでもするか」

ナーガ貴様も俺と同じ考えだな。

『しかしユーリィは俺と一緒に行くんだ!』

『ユレイア様は私が守る!』

「「「じゃんけんポン」」」

俺、グー。ナーガ、グー。ユーリィ、パー。

「よし、これで二手に別れたな。さっそく捜索開始だな!」

「「やり直しを要求する(します)!」」

「何を言っているんだ?一度決まったことだろ、では日が暮れる前にまたここに集合な」

そういって俺達の話を聞かずに人ごみの中にまぎれていってしまった。


俺達は視線をかわす(ナーガは見えてはいないが)、そして二人同時にため息をついた。


しかし落ち込んでいても仕方ないので、とりあえず植物園を探すことにした。

とは言っても一つ一つのドームの中を覗いていくだけだが、なにぶんレイドは大陸一の魔法都市なのでとにかく広い。三つめのドームを見終わったところで日はすっかり昇り、ひとまず昼食を食べることにした。


たくさんの店が立ち並ぶ通りで外見が一番よさそうな酒屋『記憶の片隅』に俺達は入った。

いかにも魔法使いらしいひねくれたネーミングだな。


さすが魔法都市なだけはあって店内にはたくさんの魔法使いらしき人がいたが今まで俺のような赤いローブを着ている人に出会ったことが無いらしく、俺を珍しそうに見るがもう慣れっこなので気にしないことにする。

物珍しさに店内をキョロキョロ見回すと店内の空気に似つかわしく無い少女がいた。

「おいナーガ、あそこにいる学生らしき子は何だ?」

「あぁ、あれはレイド中央魔法学校の生徒だよ。あの揃いの服が目印だからすぐ分かる。」

元の世界の制服とはやはり違い、魔法使いの青いローブを着ていてフードには何かの魔獣の毛皮がつかわれているようだ。

すると俺の視線に気づいたのかその子がこっちにやってきた。

近くで見るとパッチリした目の可愛い少女だった。べっ、別にロリコンじゃないんだからね!!

「すみませんあなたのローブどこで買ったんですか?」

「いや、もらいものだけど」

ロッドマスターのな。

「大変珍しいですね、赤いローブなんてめったに市場にも出回りませんよ」

「何でだ?」

「知らないんですか?」

「あいにくね。」

「はぁ、いいですか!まず魔法使いが作る魔導具にはその製作者の特性が出ること位は知っていますね?」

「うん」

話をいちいち止めるのもめんどくさいので適当に相槌をうっておこう。

「で、その特性の効力などで製作者の実力が分かりますが、顕著に分かるのはその色です。」

「へぇ~~」

「でその色は青から黄色、緑、紫、赤という順にこめられた魔力が強くなっていきます。」

「だからか。みんなが驚いていて、今まで赤いローブを見たことが無いのは」

「そういうことですね。」

ほへ~、知らなかったな。

「おい、イツキちょっと来い」

「何だナーガ?」

「いいから」

俺はしぶしぶナーガの話を聞くために近くに寄る。

ナーガが俺の耳元によると酒場の女性たちが、

「キャッ!こ、こんな所で」「暑いわね」

と騒ぎ出しさっきの女の子も頬を赤らめている。断じて違う!!止めてくれ!!俺はユーリィ一筋だ!!

「おいさっさと用件を言え!」

「何を怒っている?まぁいい、さっきお前のローブ姿を見た客が裏口から出て行った。なんだか嫌な予感がするからとっとと出るぞ」

「確かにあやしいな。でもどうして分かったんだ?」

「昔から癖でな。新しい場所に行く際は、そこにいる人間全員の気配を確認しておくんだ」

「ナーガは用心深過ぎだが、今回は役にたったな。こうもしてられんからさっさと出るか」


俺達は追っての存在も考えてわざと人ごみの中に入ったり、脇道に入ったりした。



アイディアはあるのに文章にできない!

小説って難しい!!

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