女子高生、起床後移動距離1000km。男性、いまだにポケットの中に閉じ込められる
(2025年2月8日 12:20配信)
2025年2月8日、モスクワ発
イルクーツク近郊で目を覚ました身長1000メートルの女子高生は、その巨大な足取りで大地を踏みしめ、起床後わずか数時間で驚異の1000キロメートルを移動。ウランウデやチタといった街を通過し、現在もなお東シベリア地方を進み続けている。そのポケットには、依然として逃げ場のない一人の男性が閉じ込められており、彼女の歩みによって未知の地へと運ばれ続けているという、異例の事態が発生している。
動き出した巨人、変わり続ける地平線
この男性は、女子高生が眠っている間に彼女のポケットまで登り、その中で動き始めた瞬間から取り残されてしまった。当初は地元からの救助が試みられたが、地上500メートル以上の位置にあるポケットは、簡単にはアクセスできない高さにある。彼女の身長を考えれば、ヘリコプターやドローンを用いた救出も極めて難しく、依然として閉じ込められたままだ。
女子高生は目を覚ましてからというもの、イルクーツクを離れ、東シベリアの荒涼とした大地を進み続け、現在までに約1000キロメートルを移動している。彼女はウランウデやチタといった比較的大きな都市も通過したが、その巨体が周囲の建物や住民に与えた影響は計り知れない。彼女の歩みで周囲には微細な振動が広がり、どこまでも続く草原や未舗装の道路が隆起したり、粉砕されたりしている。
ポケットの中の男性、絶え間ない揺れと孤立の恐怖
一方、ポケットに閉じ込められた男性は、女子高生が歩みを続けるたびに絶え間ない揺れを感じている。彼はその高さと孤立した状況の中で、脱出の希望を持ちながらも現実的な解決策が見えない状態に置かれている。
「揺れがすごい。下にある地面が見えることもあるが、それは本当に遥か下だ。周囲は真っ暗で、時折布越しに微かな光が漏れてくる程度」と、男性はポケットからの短い配信で語った。地上との通信は不安定であり、彼の状況が詳細に伝わることは少ないが、それでも断片的な映像が流れるたび、視聴者たちはその孤立した状況を感じ取り、コメントや励ましのメッセージをSNSに投稿している。
「今、彼女が次にどこへ向かっているのか、それがわからないのが恐ろしい。でも、ある意味でこの巨大な存在に運ばれるのは非現実的すぎて、恐怖よりも驚きと戸惑いの方が強い」とも彼は語っている。
目を引かない街と自然の景色
女子高生が通り過ぎたウランウデやチタといった街は、彼女の興味を引くには至らなかったようだ。これらの都市には特別なランドマークや高層ビルが少なく、彼女の巨視的な視点からは、その存在がさほど目立たないものであった可能性が高い。彼女は街の中心部を見下ろすこともなく、ただ直線的に歩みを進めている。
都市に特有の景観や、人々の生活感が感じられる場所でも、彼女の興味を引くことができなかったことが、人々の間で「次の街で彼女は何か興味を示すのか」という期待をさらに煽っている。巨大な彼女の興味の対象がどこにあるのか、それが何かを誰も知る由もない。通過していく風景が単なる通り道でしかないことに、人々は不安と好奇心を抱いている。
地元当局の対応と懸念
イルクーツクやウランウデ、チタといった通過都市の当局は、彼女の通過に伴う安全確保のため、市民に警戒を呼び掛けているが、その規模の大きさと不可解な行動パターンに対応することは容易ではない。ロシア政府は、巨大な存在に接近することは厳禁とし、近づきすぎることのリスクを強調している。
「彼女の動きは全く予測できないため、特に都市近辺では安全な距離を保つことが不可欠です。仮に接触した場合、その圧力や影響は計り知れないものであり、無謀な行動を取るべきではありません」と当局者は警告している。
それでも、多くの市民が彼女の足跡を目撃しようとするため、道路が混雑し、見物人による渋滞も発生している。現地の警察は、無秩序な接近を避けるように再三の警告を発しているが、彼女の存在が引き起こす興奮により、それは十分に効果を発揮していない様子だ。
男性の安否と今後の展望
ポケットの中に閉じ込められた男性の安否は依然として注目されているが、彼の状況は不明瞭であり、彼女の次の行き先や動きによってはさらに危険な状況に陥る可能性がある。専門家は、彼がこのままポケットの中に閉じ込められ続ける場合、健康状態や脱出の機会が著しく制限されると懸念している。
彼の唯一の通信手段であるスマートフォンが、どれだけ電力を保持できるかも分からず、もし通信が途絶えた場合、彼の安否は完全に未知のものとなってしまう。視聴者の間でも「彼は無事に脱出できるのか」「彼女が次に興味を持つ場所はどこなのか」といった声が増え、彼のライブ配信には世界中の注目が集まっている。
異例の事態、終わりなき冒険の行方
今後、彼女がどのような行動を取るのか、彼の運命がどうなるのかについては誰も予測できない。すでに移動距離が1000キロメートルに達している女子高生が、このままどれだけの距離を進むのか、彼女が興味を示すようなランドマークや都市が現れるのか。男性が脱出のチャンスを得ることができるのか、世界中が見守る中でその結末に注目が集まっている。




