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プロローグ

別で書き溜めていたものです。

趣味百となっています。


 えーと。多分これは。手をだしても怒られないだろうし、問題ないよね。ってか怒られるって誰にやねんっと。自問自答ならぬ一人漫才。


「すみません」

 信号を渡ろうとしている子どもづれのお母さんに声をかける。

「このハンカチ落としませんでしたか」

 自分の予備のハンカチ。

「いえ。違いますよ」

 不思議そうに、でもにこやかに答えてくれた。

 優しそうなお母さん。子どもも大きな目で私を見ている。

「そうですか。ありがとうございます」

 私もにこやかに頭をさげた。


 そして顔を上げた瞬間。

 大きな音がした。

 信号無視、中央分離帯に車が激突した。悲鳴が響いて、人だかりができていく。運転手が自力で車から出ようとしているのかな……顔が見えた。

 ああ。大丈夫かな。人ごみに逆らうように、その場を離れた。

 よし。帰ろう。

 目の前の事故がひどくならなかったことだけがよかったと思いながら。

そのあとのことなんて。というナレーションでも入れておけば、何かあっても、それなりの心がまえができるだろう。なんて思っている。


ーーーーーーー

 ……。

 ……なんだあれ。

「ふぅー」

 息を吐いて、体を起こす。

 あれなんだったんだろう。


 私……だったと思うけど。


 べっとりと汗をかいてるのが気持ち悪い。

「お風呂はいろ」

 今日は遅出でよかった。

 こんな気持ち悪い状態で仕事とかしたくないな。


 ……。鏡に映る自分がより白く見えた。

 もともと寝起きは白い方なんだけど。夢のせいかな。

 てか何の夢……。

 誰かに声をかけてて。


 ……だめだ。


 夢って時間と共に忘れるものだったり、そもそも覚えてなかったりするものだと思うけど、こんなにも気持ち悪く残ってるのは……なに?


「寝直したいけど、どうしよ」

 最近こういうの続くな……。

「ああ……。頭痛い」

 確か薬もらったはず……。

 ……あれ……。

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