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オルガを乗せ、バルザスは、空を飛ぶ。
さて、どうしたものか。
「大将、どうするんですか?」
背に乗せた、オルガが、何やら叫んでいる。
「今、考えておる」
ひとまずと、我は、近くに見えた、泉のそばに、降りることにした。
我は、泉のそばの木に、もたれかかると、ふーと、一息つく。
「大将は、国を作るんですか?そしたら、俺は
国の大臣みたいな感じに、なったり」
オルガが、また、何やら、そわそわして話している。
「国か、国、考えたが面倒だな」
うむと、我は、答える
「えー、さっき、アステリア様に、見ておれ、みたいに言ってたじゃないですが」
「それは、あれよ、勢いというやつじゃな」
「そんなー」
ガックシとばかりに、オルガは項垂れる。
「というか、大将ってなんなんだ、さっきから大将、大将よんでくるが」
「それは、バルザス様は、何か大将って感じですもん」
オルガの答えに、ふむと、納得する。
王にはなれてないが、大将になれたかと。
「まあ、よい、好きに呼べ」
「ありがとうございます、さすが、大将、それで、国は、諦めるんで、俺としては、面白そうなので、ついていきたいですが」
「そうは、言ってもな、そもそも、配下を集めるのすら面倒なのに、国やら、理想やら、面倒でならん、我はただ、遊びたいだけよ、そして、アステリア達をぎゃふんと言わしたいだけだからの、国なんてものは、戦うために、戦い、生きるために生き、遊びために遊ぶのだ」
我は、答えた。
ずっと、そうやって生きてきたのだと
「大将、みんな、そう生きたいですよ、できないんですよ、誰も大将ほど、強くないんです」
オルガ、少し寂しそうに、答えた。
「なぜだ、できるだろう。我は誰よりも、強いが、我ほど、強くなくて、できるだろう、生きる事は強くなる事ではないのか、お主も、あの森で、そうして生きてきたのではないのか」
「まあ、確かに、俺も国とかは、面倒なので、森の安全そうな所で、イキってましたね、まさかバルザス様が、くるとは思わなかったけど、国にいけば、俺より強いやつなんて、ゴロゴロいるし、国で、ひっそりするくらいなら、田舎でイキっとこうかなと」
情けない事を、何故か、誇らしげにオルガは言う
「つまらぬやつよ、いや、それもまた、一つの自由なのか」
我は一人納得する。
「決めたぞ、オルガよ、好きにやるだけで、生きれる場所がないなら、我が作ろう、それが、我が目指す国よ」
高らかに宣言する。
「大将!」
オルガが感嘆の声をあげる。
「して、どうするんで、国の作り方など、しりませんが」
「国は作らぬ」
「え、今作るって」
「国は作らぬ、ただ、好きに生きるだけよ、好きに生きて、遊んで、遊び仲間が集まったら、それが国で良い、我は遊びたいのだ」
「大将、いくらなんでも、そんな無茶苦茶な、しかし、この不肖オルガ、大将についていきやす、正直、森の生活にも、飽きていたし」
オルガが答える。
その時、小箱の魔石が光を放った




