表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海の旅人  作者: お花さん
3/35

【第3話】蛇の神殿

「蛇の巣はもうすぐかな?」僕は坂道を進みながら呟いた。坂道を進み終えると意外な物があった。明らかに人工物なそれは神殿に見えた。僕は島でお宝を見つけるとついつい持ってかえる悪い癖があるんだ。そしてここにはお宝がありそうな気がする。なんならこの神殿の至る所にある蛇の像も持ってかえりたい、だがそれは強く地面に固定されてるので諦めた。

少し神殿を探索してみると宝箱を見つけた。そこで僕は少し休憩することにした。もし宝箱の中に魔獣が居たらあまり強くない僕は速攻でやられてしまう可能性がある。この神殿に何か使えそうな物があるか考えたがここにあるものといえば蛇の像ぐらいしかなく、仕方なく僕はナイフを構えながら普通に開けた。

宝箱の中には魔獣の姿はなく、紙切れがあった。何か書いてあったので読んでみると、「蛇に食べられろ?」嫌がらせか?こんな神殿まで作って宝箱に入れるのがそれか?と思ったが何か嫌な予感がした。



ドカーン!


悪い予感はあっていた。近くにある壁が爆発して、何かがチラッと見えた。

そのクネクネしている物の正体を僕は知っている。


そのクネクネしている舌の持ち主は巨大な蛇だった!

僕は急いで気づかれないうちに距離をとって、物陰に隠れた。あいつに襲われたら多分食べられてしまうだろう。攻撃魔法もFIREしかない。


!?


後ろから何か聞こえる。そして僕はそれが何か知っている。”アイツ”だ。いつの間に回り込まれたんだ!?

「シャーーー!」

僕は間一髪で噛みつきを避けたが奴の尻尾に当たってしまった。それに気づいた大蛇は尻尾で思いきり僕をぶっ飛ばした。痛いと言う暇もなく奴が僕の方へ突進してくる。また頑張ってそれを避けたが、僕には火力の低いFIREとナイフしかない。下手に攻撃しようとしたら隙を見せてやられてしまうだろう。だがもし攻撃しなければずっと鬼ごっこ状態になってしまう。走り回ってる内に僕はあることに気づいた。蛇の像の中で一体だけ口を開けている!僕は蛇に食べられろという紙切れを思い出し、入ろうか悩んでたが大蛇がすぐ後ろに居る。このままでは追いつかれる。


僕は蛇の像の口へ飛び込んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ