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俺と聖女でひとつの身体  作者: 天川 和
世界解明編
88/268

87:疑問は謎のままに出来ない(レムリ) 


 ファウ様が亡くなって七日が過ぎました。


 もう以前のように取り乱したりしないし、出来ない。


 ファウ様が見守ってくれている気がするから。



 皆は気を使ってファウ様の話題は出さないけど、皆だって辛いはず。


 特に大好きなお兄さんを二度も亡くしたリリスちゃん……。


 早く元気になってくれるといいけど……。


 わたくしには今回の『魔人事件』に一つの疑問があります。それだけはどうしても信じられないこと。


 確かに、嘘だらけで、嘘に嘘が重なって何が本当か分からなくなりそうだけど、これだけは嘘だと言える。それは……。


 わたくしが呪われたのはルクスちゃんが『呪った』と言う事。


 そして、それをファウ様が知ってた事。それが物語の始まりだと言う事。


 これだけは明らかな二人の嘘。



 ファウ様との出会いは、今でも思い出せる。わたくしの中に現れた男の方。


 あの時のファウ様は、現状を理解しようと必死だった。もし、知って演技していたならもっと上手くやれますよね?ファウ様なら。


 それこそ、『解析』で分かった。お前達は二重人格だ。そして呪われているな?さぁ、解呪するぞ……とでも言えば済む話です。


 だから、それは嘘。


 今回の事件を考えもなく、何気に紙に書いてみた。




 大事な事


 魔王がレムスタリアを呪う。←きっと嘘?


 最後が近づきギリギリでファウ様がレムスタリアの中に転生


 レムスタリアの解呪成功


 ルクス邸がフェイゼノルン邸の隣に。


 何故かスタアちゃんの着替えを忘れるファウ様。←わざとなの?


 レムスタリアの検査が終わり学院に復帰。


 無理にレムスタリアを演じたファウ様が決闘の証を拾う。


 リリスちゃんと決闘になる。




ここまで書いて、血の気がひいた。




「なに……これ……」




わたくしは紙を手に取り自分の書いた文字の頭だけを読む。


「だ、ま、さ、れ、る、な、れ、む、り」


窓が絞まってるはずなのに風が吹いた気がした。


(ファウ様?ファウ様?なのですか?)



(やっぱり、まだ、何かあるんだ。この世界には嘘の続きがっ!)



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