ボツタイトル 蛇足の話 その1 「円卓の間で」
2023-06-04追記
この章はボツとし、新たに書き直します。
消しても良いのですが、とりあえず残しておきます。
この章は飛ばして 2023-06-04 キキさんのアルバイト蛇足の話その1「飲み会編01観光計と今後の方針」よりお読み下さい。
以下、掲載当時オリジナル
更新予定日から二週間以上も遅れてしまいました。大変申し訳有りません。
キキさん達の館に滞在するハク、クークラ、そしてゲーエルー。
キキさんの他、ルサとモコも帰ってきており、六人が滞在中。
とりあえず、自己紹介や近況報告のために、円卓の間に集まって、それぞれの今までの活動を報告しあいます。そんなやり取りの中、ゲーエルーに一目惚れしたルサは……。
01.
ハクとクークラ、そしてゲーエルーがキキさんたちの館に到着し、数日が経った。
旅の疲れを癒しながら、再会と交流を楽しむ数日間だった。
現在、屋敷に居るのは、キキさん、ルサ、モコのパーティメンバー三人。そしてハクことプリームラ、ディエヴァチカの身体に宿ったクークラ、唯一の男性であるゲーエルーの砦組三人の合計六人である。それにクークラがアニメートの術で自律的に動かしている少女人形がいた。
キキさんは三人をもてなしながら家事をこなし、モコは、キキさんですら手を付けられなかった実験室であり薬品庫でもある自室の整理をしながら、生物の肉体にまだ慣れていないクークラの観察や体調管理に努めていた。
ルサは普段の明るさや強さを取り戻しながらも、一目惚れしたゲーエルーとは一定の距離を取りながら接していた。彼の前では緊張してしまって普段通りにしゃべることができなくなるのだ。
キキさんとモコにとって、そんなルサの姿を見るのは初めての経験だった。
ゲーエルーは、ルサの想いを理解しているのかいないのか、客分として適切な距離を保っていた。ゲーエルーの振る舞いは礼儀に適っていたし、ルサをどう思っているのかもわからないため、キキさんやモコもこの二人をどう扱っていいのか迷っていた。
そんなこんなで、館の滞在にも慣れてきた頃。
キキさんの提案で、改めて自己紹介と近況報告を兼ねて、リーダーが居なくなってから何をしていたのかの報告会をすることになった。
昼飯と食休みを終えた午後。陽の光が差し込む「円卓の間」。
大きな円卓を六人が囲っていた。
キキさんと、ルサ、モコはもともと自分の席と決めていた場所に座る。
ハクは、今は旅に出ているルギエの席。クークラは、これまた今は不在のワシリーの席に。
そして、ゲーエルーはかつてリーダーが座っていた席に腰を下ろした。そこは、ルサとモコに挟まれ、キキさんが正面にいる位置になる。
キキさんのリーダーへの敬愛の念が異常なほど深かった事を知っているルサとモコは、リーダーの席に別の誰かが座ることに対して、彼女がどういう顔をするのか少し心配したが、キキさんは特に不満は表さなかった。
ただし、もともとリーダーが使っていた椅子は円卓から離れた壁型ペチカの前に移動させられ、代わりにゲーエルーの体格に合わせた大きな椅子が置かれていた。
相変わらずソツがない……と、ルサとモコはそれぞれ内心で苦笑した。
02.
報告会の口火を切ったのは言い出しっぺのキキさんで、館を管理しながら一人暮らしをし、しかし資産が目減りし始めたことをキッカケに砦跡で働き始めた……と、説明した。
最初はただの職場としか思っていなかったが、ハクやクークラと仲良くなって愛着が湧いた。
クークラには請われてアニメートの術を教えたが、まさかこんな短期間でここまでの術者になるとは思わなかった。
スヴェシという主教が毎年来ていて、またゲーエルーさんともこの砦跡で知り合った。
慣れてきた頃にハクと喧嘩し、しかし酒をもって行って仲直りをした。それ以来、仕事以外の時間では友人と呼べる間柄になった。
三十年 (キキさんたちの時間感覚を人間のそれに直すと三年程度)働いたが、昨年の国教会と国軍のクーデターによって仕事が消滅。砦跡の管理はアニメートをかけたスヴェシに引き継ぎ、その後、期を同じくして帰還したルサと特に何もすること無く過ごしていた。
キキさんが話し終えると、普段は儚い微笑を浮かべている事の多いモコが、珍しく渋い顔をして言った。
「先日にも強く言わせてもらいましたがキキ先輩……クークラちゃんにアニメートを教えたのはグッジョブですけどぉ……スヴェシ主教の死体に施したというのは完全にアウトですからねぇ……?」
ため息をつきながら、ルサも賛同する。
「こいつは基本的には真面目なんだが、気に入ったもののためには割とあっさり倫理を踏み外すからな……。死者に……それも主教を務めるような一廉の遺体にアニメートとは、私もドン引きだよ」
「……反省はしています」
キキさんが目を逸しながらつぶやく。
「後悔はしていないみたいですねぇ? 先輩。合理主義も度が過ぎると……」
「まあモコ。言っておくが、お前も薬学やら実験やらに関して、すぐにアタマのネジを飛ばす、というのが周りからの評価だからな」
「た……魂をいじって、生死の堺を曖昧にするような事はしてないですよぉ」
三人の会話を聞いていたクークラは、キキさんやモコの態度が普段目にしているのと違っていることに驚いていた。
キキさんは言わずもがな、モコも旅で同行していた間は医者としての立場でクークラたちと接していた。妙な行動に出ることは多々あれど、今回のように他人の悪い部分をズケズケと指摘したり、自分に関してはごまかしたり……それはクークラたちの前では見せなかった態度だ。
普段、堅いとすら言えるほどキチっとしているキキさんですら、ルサやモコには遠慮がなかったり甘えたりする気配がある。
これが、長い時間を共に過ごした「家族」なんだな……と、クークラは改めて思った。
03.
キキさんの次は、ハクが報告する事になった。
直接の付き合いが無かったルサはもちろん、モコもハクの生い立ちをさほど詳しく聞いているわけではない。彼女たちは興味ありげにハクの言葉に耳を傾けていた。
ハクは、北の地の風雪の精として生まれ、ミティシェーリに育てられ、氷結晶の創り方を教わった。
そして下の大地に連れられてきた。人間たちとは、最初は仲が悪かったわけではないけれど、子供の自分にとっては訳もわからないうちに戦争状態になり、やがて母が勇者に討たれた。
殺気立った兵士たちに捕まり殺されそうになったが、勇者の意向で命を救われ、国教会に引き渡された。
そして、戦後は破壊された砦跡に幽閉され、唯一残されていた建物である参謀本部の管理を義務として与えられた。
一度だけ会った勇者からクークラを預けられ、保護者として養育してきた。この子も随分と立派に育って嬉しい。
幽閉中、ハクの……というよりも「魔王の娘」の監視役となる国教会ラビリンリェス地区の主教は、四回ほど代替わりした。
印象深かったのは二代目と四代目。
二代目の主教はにこやかな年配の男性で、あまり締め付けは厳しくなかった。砦跡に住んでいた時、クークラが主に身体にしていた少女人形は、この二代目の主教に申請して手配してもらった。
社会を殆ど知らなかった当時から、随分と立派な人形だと思っていたけれど、旅に出て、世間を見て、あの人形がどれだけ精巧で高価な物なのかより分かるようになってきた。二代目の主教には感謝してもしきれない。
その人の孫が四代目の主教であるスヴェシ。本来、主教は世襲制ではないので、血縁だから選ばれたわけでは無いのだけれど、かなり若いうちにその職についた。すごく優秀だったのだと思う。
務めには厳しく、年に一度の訪問のときにも本当に容赦がなかった。しかし、この人が来た頃から氷結晶作成の指示が増えた。
氷結晶の作成は、母に教えてもらったことでもあるし、作業自体はキツかったが楽しかった。
もともと家事や整理整頓が苦手だったこともあって、仕事にのめり込んだ。そして、思い切ってスヴェシに家政婦を雇う許可を切り出した。
勇気の必要な要望だったが、何故かそれはあっさりと許可された。
そして、来てくれたのがキキさんだった。
話の途中だが、モコが口を挟んだ。
「……思っていたより、遥かに波乱の人生を送ってきてたんですねぇ……。まあでも、家政婦としては恐らくキキ先輩ほどの適任者は居なかったでしょうねぇ。ハクちゃんとは逆に、家政とか整理整頓とか、そういうのをキッチリこなすことに快感を見出すような人ですし」
「はい。自分は幸運だったと思いますモコ先生。砦跡のことだけではなく、本当に色々とお世話になりました」
「ボクも……キキさんに来てもらって本当に良かった。アニメートを教えてくれる人なんて他に居なかったと思うもの」
ハクとクークラに褒められたキキさんは、照れたように目をそむける。と、ルサと目があった。ルサは特に何も言わなかったが、キキさんを見つめ返す表情には優しさがあった。
ハクの話は、キキさんが来てからの事に続いていった。
キキさんの話と重なる部分も多かったが、ハクの視点で語られるそれは、砦跡の日々の別の側面を浮き彫りにしていた。キキさん自身も、ハクのものの見方や考え方を改めて知り、新鮮な気持ちで聞いていた。
ハクの話は、母ミティシェーリの墓参りやクーデターによる束縛の消滅と、スヴェシによる本名の返還。そしてその後の旅の話を経て終わった。
04.
次に話し始めたのはルサだった。
館から去った後、しばらくは気ままに放浪していたが、やがてある森に行き着いた。
森の南北に人間の街があった。人間の視点で見れば、森が街同士の繋がりを分断しているような地形で、たしかに運河を通せば物流や人の交流はたいそうしやすくなっただろう。
それで、人間たちの開発の手に晒された。
氷の種族との戦争に勝った人間たちは、戦後その勢いを持って未開の地を開発していっただろう? 周縁や辺境の地に人を送り込んでの土地開発……フロンティアと呼ばれていたが、その最初期の話だ。
森に棲んでいる者たちは数が少なく、個人の戦闘能力も氷の種族たちほど高くはなかった。それに対して、開発を受け持った人夫たちは、多くが氷の種族との戦闘経験を持つ元兵士たちだった。
森に棲む者たちは、その生息地である森を流れる河の畔を、戦わずに人間たちに明け渡そうとしていた。
私はそれが許せなくてな。
自分が率いて、戦い方を教えてやるから抗えと促した。
ルサの話に、キキさんとモコは「まあルサ先輩のやりそうなことだ」と肩をすくめただけだったが、ハクやゲーエルーは露骨に驚いた顔をした。勝ち気な人だという印象は持っていたのだろうが、さすがにそこまで激しい気性の持ち主だとは思っていなかったのかもしれない。
何せ、ゲーエルーと出会ってからのルサは、本当に大人しくしているのだ。
ルサは話を続けた。
森の年配者たちは、私を嫌って森の奥にこもってしまったが、若いのはかなりの部分が戦うことを選んだ。
中でも四人……優秀で気が合うのが居て、彼女らとは家族……とはちょっと違うけど、戦友として絆を結んだ。
森を守る攻防戦は一進一退。
地形や森を操る力を活用して人間たちを退ける我々と、人海戦術で占領してこようとする敵たち。彼らは軍隊としても決して弱くはなく、そのままだと我々が押し切られていたと思う。
その状況を覆したのが、参謀役を努めていたベレギーニャの作戦だった。
ベレは、川岸に大いなる魂が溜まって姿をなした護岸の精霊なんだが、こいつの発案で河を堰き止めた。当然だが水の流れも地形も変わる。森を護るために森を壊すのかと反対も多かったんだが、押し通してな。
だが、この作戦の効果は抜群だった。
まず、流れを断ったために下流の街に水が行かなくなった。
このまま戦争を続けていては街が干上がる……と、厭戦気分を高めさせたんだ。
ルサは演説や会話が得意である。ハクやクークラはもちろん、ゲーエルーやキキさん、モコに至るまで、思わず話に引き込まれている。
静かな調子で、ルサは続けた。
05.
ベレの策は、それで終わりじゃない。むしろここまでは下準備に過ぎなかった。
水を失った下流の街と、より好戦的だった上流の町に温度差が出来、仲間割れのような動きがあった事を確かめてから、ベレは堤を切った。
貯めに貯めていた河の水は、とんでもない勢いの鉄砲水になって下流の町を襲った。
ハッキリ言って、私ですら引いた。それくらいの大損害を与えた。
もちろん、森も地形が変わって、多くの木々が流された。痛みはあった。だからこそ、私やベレはこの機を逃さず動いた。
ルサの迫真の語り口に、クークラがゴクリと息を呑む。
私達は、上流の街に宣戦布告をした。もちろん、これは現実的なものではない。私達は、森の地形に頼って何とか戦線を維持していたに過ぎず、こちらから攻めていくような戦力などありはしなかった。
私達と対峙していた人夫達の軍は、それはよくわかっていたと思う。
だけど、人夫たちに戦いを任せていた街の人間たちに、そのような事情はわからない。
上流の街の人間たちは、下流の町の壊滅に恐れをなした。それで、前線で戦っていた人夫達の頭越しに休戦協定を結び、以後、森を神域として祀り、決して手は出さないと約束した。
ニヤリと笑うルサ。
それに対して、ゲーエルーが言った。
「姐さんたちも随分と上手い戦略を立てたものだ。痛快だ。しかし、実際に前線で戦った経験がある身として思うのだが、それでは人夫たちが収まらなかったのではないか?」
ゲーエルーの言葉を受け、ルサの口調が変わった。
「は……はい。それはその通りです」
褐色の肌のため色の変化は目に写りにくいが、キキさんには、ルサの長く尖った耳の先端と頬が赤くなっているのがわかった。
……本当に先輩らしくもない……。
キキさんの内心など知らず、ルサは話を続ける。最初はやや声が上ずっていたが、それもすぐに元の調子に戻っていった。
06.
「コホン……失礼。もちろん、彼ら人夫たちは怒り狂いました。前線で体を張っていた自分たちの頭越しになされた休戦協定など、彼らにとっては侮辱でしかなかった。ゆえに……」
人夫たちは、街の人間たちとは袂を分かち、自分たちの判断で戦闘を継続した。
それも、後に運河を開発するという目的を捨て、森を焦土と化さんとして火を放ったのである。
私達は、必死に応戦し、消火に努めたが、それでもかなり広い範囲の木々が焼けて失われた。
だがこの行為は、街の人間たちの怒りにも火をつけた。神域と定めた場に火を放つなど言語道断。上流の街は傭兵を雇い、人夫たちを襲わせた。これにより人夫たちも大きな損害を受けたが、壊滅には至らず、そして恨みの応酬が止まらなくなった。今度は人夫たちが街に矛先を向けた。
ルサの話に、クークラが「うわぁ……」という顔をした。砦跡でハクと共に静かに過ごしていたクークラにとって、それは現実とは思えないほどの負の感情の奔流であり、愚かとしか思えない行為だったからだ。
ルサはその顔に気づき、少し肩をすくめてクークラに賛同を示して、話を続ける。
結局、上流の街は戦火によって荒廃。人夫たちも散り散りになって、森を脅かすものは無くなった。
その後、私たちは森の奥に逃げた年配者達も巻き込む形で、消失したところに木を植えることにした。とはいえ、森を燃やすのは一瞬でも、育てるのには100年かかる。
その間、また色々とあった。
なんせ、フロンティアは下の大地の様々なところで発生していた。その殆どが国土開発の名を借りた、山河に棲む者たちの土地を奪う侵略行為でもあった。
ここからは、流石に細かいことは省くが、人間たちに土地を侵された「人ならざる者たち」が我々に協力を求め森に来た。なんせ、アレだけの規模の人間たちを追い払った実績があったから。
ここで踏ん張らなければ、我々「人ならざる者たち」が住める場所はますます狭くなり、やがては消滅してしまうかもしれないという危機感もあったし、まあキキたちはわかっていると思うが、頼まれたらそれなりに応えるのが私の性格だ。
植林は年配の者たちに任せて、森の攻防戦に参加した若いのは、私も含めて下の大地の辺境を、武器を持って走り回ることになった。
07.
「なるほど……それが山河の義勇軍に……」
と、ゲーエルーがつぶやいた。
「……ええ。いつからか、そう呼ばれるようになっていました」
「いや、実はオレもその義勇軍に参加したことがあってな」
「……へ……?」
流石に意外だったのだろう。ゲーエルーの言葉に、ルサが素っ頓狂な返事を返した。
「いや、大した事じゃない。オレも下の大地でずっと逃げ回っていた身だが、その際に色々と小銭も稼ぐ必要があってな……」
「ああ。確かに、我々や土地の人達だけではなく、時に人を雇ったこともありました。私も色々と指揮は取っていましたが、さすがに人員全てを把握できてはいなかったから……」
「うん。そりゃそうだろう。そもそもそこまで深く関わったわけじゃない。南の方の河川の防衛戦で、中央……つまりはその森からだろうが、そこから派遣されていた指揮官の護衛をした」
「……南の河川……ひょっとしたら、それは負け戦だったのでは……?」
「その通りで、最終的には撤退戦になった。まあ、俺が関わる戦はだいたい負け戦だ。そのせいもあったのかもしれん。だが……ええと、あの指揮官……マーフカと言ったか、姐さんと同じ肌の色をした若い女性だったが、なかなか優秀だったな。士気が落ちた土地の者たちをよくまとめて、被害も少なく退却をしていた」
「……マーフカですか……。彼女は、攻めるのは苦手でしたが防衛とかは本当にうまくこなすタイプでしたから……」
「その時に、妙に……いや、ちょっと異常に手強い敵が居てな。なんとかマーフカ嬢を守り通せたから良かったが、あれは本当にヒヤヒヤしたのを思い出したよ。普通の相手には鞭と短剣で対処していたが、俺とやり合う時には蛇腹刀に持ち替えて……。いや、あれは珍しく今でも鮮明に記憶に残っている相手だった」
蛇腹刀……? 思わず、ルサとキキさん、そしてモコは首を傾げた。
ゲーエルーが語るその武器を持った相手に、彼女らは心当たりがあったのだ。だが、確証があるわけでもない。三人が三人とも、とりあえずここでは黙っておくことにした。
「いやすまん。話の腰を折ってしまった。続けてくれ姐さん」
「……はい……あの……」
「?」
「できれば姐さんではなく、名前で呼んでほしいのですが……」
「ああ、それはすまなかった。ルサ……と、呼び捨ては流石にまずい。ルサさん。続けてくれ。あなたの話は本当に面白い」
名前を呼ばれて、ルサは明らかに照れ、目に喜びの感情を浮かべて、しかし少しモジモジしながら再び話し始めた。
その姿に、キキさんとモコが目配せをする。
(ルサ先輩のこの姿……)
(言いたいことはわかりますよぅ……ルサ先輩とは思えないです……)
目で会話する後輩たちに気づかず、ルサの山河の義勇軍の話はもう少しだけ続く。
次回更新は9月15日にしたいのですが、多忙のため遅れる可能性が高いです。




