道中
数時間後・・・
ミシュンには、そこら中に焼死体が転がっていた。
周りの家の火災もまだ収まっていない。
「酷い有様だ・・・一体誰がこんな事・・」
ミシュンで突然人が発火するという情報を聞きつけ
中央都市[グリプス]から騎士団団長の[ライ]とその配下の兵が駆けつけていた。
「団長!」
1人の騎士がライに駆け寄ってきた
「周りの生き残った住民に聞き込みを行った所、不審な女を見たとの情報が入っています。」
「女?」
「なんでもその女が手を向けた方向の人が次々と発火していったとのことです?」
「そんなバカな話があるか実際に魔法を使っていた奴がいたとでもいうのか?
あくまで魔法使いなどもおとぎ話の世界だろ」
「いや、しかしこの様な事が他にも報告が上がっており
例の組織も魔法使いがいると・・・」
「まぁいいその女についてよく調べておけ。俺は、この辺りを調査してくる。」
「了解しました」
そう言ってライは1人馬を走らせ周辺の調査に向かった
その頃、女は街を出て別の街を目指していたその途中
馬を引きながら行商をやっている2人組の男をみつけた、
「あいつらから馬と金を盗んでやろう」
次はどう殺そうか不気味な笑みを浮かべたいた
「もう燃やすのは、飽きたしそれに肝心な馬まで燃えてしまっては、意味が無いならば・・・・」
女は、さらに男らに近づき行商をしている男達は、それに気づき女に話しかける
「どうした嬢ちゃんなんか買ってくかい?」
「氷っちゃえ」
「えっ・・・?」
すると冷気が1人の男を包み込み一瞬で凍らせたら
もう1人の男は、それを見て怯え出して逃げ出した
「しかし女は、追うことなく金と馬だけを奪って走り去っていった」
その頃騎士団達も事件を起こしたであろう女が街の外にでたことを聞きその方角へえ馬を
走らせた。