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4.刹那的な考え方と人への向き合い方(1)
今の私が、振り返り、本当に感じているのは、……あまりにも私は、短絡的に、そして、あまりにも愚かに、死しか見えていなかったことが私の唯一最大の誤りであり、そして、そのような思いで見つめてきた世界の色は、まるで、夢や空想のようなそれに近かったと言っても良いだろうと思う。
……私のこのエッセイが、参考になるかは解らないが、私は、死を望んでいるかもしれない、目の前のあなたに向かって、このエッセイを捧げたいと思う。
……これは、死にたがりな私が、ある人に、嫌われ憎まれて初めて、私が、死への執着から離れることが出来た考え方の過程を書き出そうと思っている初めて取り組むそう言った意味も含んだエッセイだからだ。
今、死にたいと思っている目の前のあなたが、どうか、このエッセイを読み、私のようなことにならないように考え方を変化させることのきっかけとなって欲しいという願いを込めて




