表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

1.反省

 私は、中途半端な人間だった。今年は、それがいよいよ剥き出しになり、眼前に表れる年になりそうで、今から不安に押しつぶされそうだ。妹は、少し前にオーストラリアへの海外留学を終え、弟は、来年にはフィジーへ青年海外協力隊へと向かうらしい。私のすぐ下の弟には、もう可愛い男の子が2人もいる。……停滞しているのは私だけだ。


 私は、家族には、話したことが無いが、ある人に5年間に渡りお金を貢いでいた経験がある。額は、60万程で、そこまで大きくは無いが……大した稼ぎも無い私が60万も出したのにはやっぱり、それなりの理由があった。その貢いでいた人には、今、憎まれるか恨まれるかしている。当然、音信不通となった。


 何でと思われるかもしれないが、このような出来事が象徴するように、私の感覚や生き方は、やはり、自分で考えてもおかしく、異常で破綻している。その音信不通となった人以外にも今まで関わってきた方々の存在が私の中で影を落とす。


 傷と言って、自らを温く癒すのにはあまりにも浅ましく感じる私の生き方、それを思って、じゅくじゅくと胸が痛む。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ